元衆議院議員でタレントの金子恵美が10月10日放送の「せやねん!」(MBS)に出演。現在の収入は議員時代よりもアップしており、おかげで別荘を持つことができたと明かしている。
5日には、夫で元衆院議員の宮崎謙介による不貞騒動へのバッシングや、そこからの再生を綴った著書「許すチカラ」が発売されるなど、2016年の不貞スキャンダルを見事にその後の活動に繋げている印象の金子。
リモートで出演した同番組では、議員時代以上に稼いでいるのかを尋ねられ、「そりゃそうだと思いますね」と告白。今やセカンドハウスまでも手にしたと明かし、「海の近くの一軒家を借りたんです」と羽振りの良さを窺わせた。
「2016年、長男が誕生するや否や“育休不貞”が発覚し、世間から猛烈な批判を浴びていた宮崎ですが、金子によれば、その宮崎についても議員当時より収入が増えているといいます。育児に汗を流す中での夫の不貞ということで、一発アウトで離婚する決断を下していても不思議ではないですが、“許すチカラ”を備えていた金子はその後、政界から引退し、コメンテーターとして実力を発揮。タレントの不貞のニュースが出るたびに宮崎と共に情報番組での需要は高まり、一方で、政治と経済に関するニュースでも他のタレントとは比較にならないほどの専門的な見解を述べることができます。不貞を許したことから始まった新たなキャリアの順風満帆ぶりには『切り替えが見事だと思う』との称賛もありますが、あまりに上手くいきすぎているということから、一部からは『収入アップとか言わない方が良いのに。妬まれるのが関の山ですよ』『そういうプチ自慢や不貞ネタは不快に思う人もいますよ』とクギを刺す声も出ています」(女性誌ライター)
金子は現在の日本社会が抱える問題として、不祥事や過ちを犯した人間に対する“ギスギスした不寛容さ”の蔓延を指摘。自身も4年前には夫が隣で完膚なきまでに叩きのめされる様子を見たとし、日本人が本来備えるはずのおおらかな気質が失われているとも語った。
世間からは“プチ自慢”だと一蹴されてしまった金子の収入アップだが、誰かの過ちを許したことで人生がポジティブに一変したという彼女のストーリーは大いに参考にすべき教訓となり得るかもしれない。
(木村慎吾)