俳優の三浦翔平が10月16日に放送された「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)内の「酒のツマミになる話」にゲスト出演。先輩の伊藤英明から受けたという危険なイタズラを明かした。
三浦は“今までで最もキツかった仕事”というトークテーマにおいて、若き潜水士の奮闘や友情を描いた映画「海猿」の撮影をあげた。実際に役者が潜水するシーンの撮影もあった為、「海上保安庁の訓練を半年間受けて撮影現場に入るんです。バルブ訓練というものがありまして、実際にエアーが抜かれて息が出来なくなるという想定のもと、バディ同士で空気を分け与えるんです」と過酷な役作りの体験を振り返った。
続けて「それで訓練して大丈夫ってなって、いざ現場に入ると10メートルくらいあるプールで伊藤英明先輩が『大丈夫か?』って合図してきたんです。『大丈夫です』と答えたら、すーっと(三浦の)後ろに回ってきて何かやってるんですよ。ずっと待ってたら、急に空気が吸えなくなって、残圧がゼロになってるんですよ。ヤバいと思って上に行こうとしたら、スタッフさんも居なくて。後ろ見たら英明さんが爆笑してたんです」と当時の状況を回想。なんと伊藤が三浦を驚かせる為に水中で仕掛けたイタズラだったという。
三浦は「本当に勘弁してくれと! ただ、英明さん曰く『ちゃんと訓練をやってるやつだったら大丈夫だから。俺たちはバディだ!』って。あの時の英明さんの爆笑の顔は絶対に忘れません」と続け、スタジオを盛り上げていた。
「三浦が海猿シリーズの映画に初出演したのは2010年公開の『THE LAST MESSAGE 海猿』でシリーズ3作目。1作目から座長を務め、海上保安庁での訓練経験も長い伊藤からの挨拶代わりの洗礼だったのかもしれません。しかし、事故に繋がるかもしれない悪ふざけであり、ネットではこの伊藤の行為に対して『イタズラでもやっていい事と悪い事がある』『悪ふざけにしては悪質』との指摘が殺到。海猿シリーズでは人命救助にあたる潜水士の勇敢な献身にもスポットが当てられていますから、撮影裏話とはいえ、水中でのイタズラはさすが笑えませんでしたね」(テレビ誌ライター)
結果的にはトラブルに繋がることはなかった伊藤のイタズラだが、三浦にとっては命の危険すら感じる恐怖体験だったにちがいない。
(木村慎吾)