日本生まれの感染サバイバルゲームの実写映画化ということで、海外のみならず日本でも大ヒットを続けてきた「バイオハザード」シリーズが12月23日に公開された「バイオハザード:ザ・ファイナル」でついに完結する。近年は本国アメリカ以上に日本国内の興収のほうが上ということもあり、この最終作は日本が世界最速公開。キャストも一斉に来日し、まさに「大ヒットが義務付けられている」作品として注目されている。
そんな中、一つの大きな話題として日本のタレントであるローラが、主演ミラ・ジョボビッチ演じるアリスら女戦士たちの仲間として「ついにハリウッドデビュー」「ローラが海外進出!」「キャストも大絶賛」など、公開前から祭り上げられていた。予告編でも彼女のシーンが抜き取られるなど、観客の期待はいやがうえにも盛り上がる展開だったわけだが、観客やメディアからは「ひと言、残念すぎる」「ローラが気の毒」「まだ日本はナメられている」など、失望の声がひっきりなしに聞こえている。
「映画の前半に登場するのですが、確かに女戦士の役でした。夜のシーンでもありましたし、パッと見ではローラかどうかもわからないメイクで、事前に言われていなかったら誰だかわからない感じでした。しかもセリフはひと言だけ。別にローラでなくてもいい、簡単な英語です。登場時間が短すぎてローラ目当ての観客はあ然としてしまいました。撮影していた時期から、ローラが肉体改造したなど話題になっていましたし、主演のミラも『みんな映画を見た時、きっとショックを受けると思うわ。ローラはすごく激しい戦士に変身しているから』と絶賛していたはずが、違う意味で『ショックを受けた』というのが観客の本音でしょう」(映画ライター)
「ついにハリウッドデビュー!」の文字を、ローラはどんな気持ちで飲み込んでいたのだろうか。
(平山リン)