4月29日に公開された映画「テラフォーマーズ」で主演を務めている伊藤英明。監督の三池崇史との顔合わせは4度目。不眠不休、過酷で知られる三池組の常連俳優、伊藤が想定外の大変身を遂げ、スタッフが目を丸くしたという。映画ライターが明かす。
「伊藤は昨年11月に長男が生まれてから、イクメンに変身。独身時代は、酒と女を求めて夜な夜な街を徘徊。焼酎を浴びるほど飲んでは、朝帰りの日々を繰り返していた。それが、今は早寝早起きが日課。朝4時か5時に起き出し、抱っこひもで長男を胸にくくり付けて近くの公園へ。お風呂に入れたり、おむつを替えたりと実にかいがいしい。凝り性なので、歩く育児本と呼ばれるほどの知識量とか。年を取ってからできた子供はカワイイと言うけれど、あの伊藤がねえって、みんな驚いてますよ」
4月19日にスタートした主演ドラマ「僕のヤバイ妻」(フジテレビ系)の初回は、8.3%のスタートとなった。ここでも、ある変化が見られるという。テレビ雑誌記者が解説する。
「伊藤はとにかく熱い男。ハイテンションで現場の雰囲気をあげる役回りだった。インタビュー取材でも、熱弁をふるうタイプ。それがドラマの話もそこそこに子供の話に脱線してしまう」
かつては「家庭を作る勇気がなかった」ために結婚に二の足を踏んでいた伊藤。小学校時代、慢性腎炎で約3年間入退院を繰り返すなど、辛い子供時代を過ごした。子育てで家族の結びつきを思い出しているのではないだろうか。
(塩勢知央)