布団のお手入れって、日々の家事や仕事に追われる毎日では「手が回らない!」ですよね? でも、家族が眠る布団は、日々汗や皮脂、髪の毛、フケ、ホコリ、ダニなどにさらされ、放っておくと体調不良の原因になりかねません。できるだけ手軽にできる次のような方法で、家族の健康を守りましょう。
■寝具は“丸洗い”できるものを選ぶ
新しい寝具を購入する際は、「丸洗いできるかどうか」をチェックするのがよいでしょう。手洗いは時間と労力を要しますし、布団クリーナーや布団乾燥機などのお手入れ環境を整えるには費用もかかります。時短・手軽さを優先させる場合は、丸洗いが可能なものを選びたいものです。
とくに赤ちゃんがいる家庭では、赤ちゃんの寝具はもちろん、同じ空間で使用する大人の寝具も清潔に保ちたいもの。お手入れの負担が少ない寝具を選ぶことで、家事負担をグッと減らすことができます。
■ダニ対策は“乾燥機”か“宅配クリーニング”でストレスフリーに
布団のお手入れの中でも、とくに悩ましいのがダニ対策。ダニを死滅させるには、50~60℃の高温環境に20~30分程度さらす必要があるといわれていますが、天日干しでは不十分な場合も。たとえ天日干しで高温にできても、布団の中の温度が低い部分(日光に当たっている部分の裏側など)に、ダニが逃げてしまって退治しにくいのが難点です。
ダニ退治用のスプレー剤を使用する場合は寝具が濡れてしまうため、使用後は十分に乾燥させるのを忘れずに。乾燥機付きの洗濯機がある場合は、直接肌に触れるシーツや掛け布団を頻繁に洗濯、乾燥させましょう。コインランドリーでの洗濯・乾燥もオススメです。最近は宅配クリーニングサービスも充実していて、ダニを死滅させて防ダニコートまでしてくれる場合も。自宅ではお手入れしにくい敷布団のケアに最適です。
毎日のお手入れは難しくても、できるだけこまめに行いたい寝具のお手入れ。週に1度は洗浄から乾燥までを行えるよう、計画を立てると続けやすいですよ。どこまで家電やサービスに頼り、どこまで自身で行いたいかを整理してみると、続けたい方法がみえてきます。
(Nao Kiyota)