お笑いユニット・ラーメンズをはじめ演出家、劇作家など多彩な顔を持つ小林賢太郎が11月16日に引退していたことが分かった。
12月1日に所属事務所のトゥインクルが発表した内容によると元々、小林は2020年末をもって芸能活動を引退する意向を示していたという。何度か話し合いを重ねたが、最終的に本人の強い希望を尊重。これにより小林は表舞台から姿を消し、今後は執筆活動など裏方仕事にまわるという。また、小林の公式サイトによると引退の理由のひとつは足が悪く、ステージパフォーマンスに無理が出てきていたからとのこと。
ネットでは《残念。ラーメンズのコントは単なるお笑いライブではなく、独特な世界観があって楽しかったのに》《ラーメンズが見られなくなるとは悲しいなぁ……。せめて最後に一度舞台で見たかった》《ビックリ。ラーメンズとしてまた観てみたかったし、小林賢太郎ソロとしてもまだまだパフォーマンスを観てみたかった。裏方として、また活躍を期待しています》と小林の引退を惜しむ声が続々。
「ラーメンズは1996年に小林と片桐で結成されたコントユニット。主に舞台で活動していましたが、熱烈なファンが多く、麒麟の川島明や130Rの板尾創路らもファンであることを公言しています。2009年以降は活動休止状態となり、ファンは10年以上も復活を心待ちにしていましたが、小林の引退でそれがついに叶わなかったのが残念ですね」(芸能記者)
相方である片桐仁も同時にコメントを発表。「相方の小林賢太郎がパフォーマーを引退することになりました。最初は本当にビックリしましたが、理由を聞いて納得しました。本人が考えて考えて、決めたことですからね。今の僕がいるのも、学生時代にお笑いの世界に誘ってくれた賢太郎のおかげです。相方には感謝しかありません」と小林にメッセージを送った。
数々の記憶に残るコントを生んだ小林。彼の最大の功績は俳優・彫刻家として活動する片桐仁という才能を発掘し、世に送り出したことかもしれない。
(柏原廉)