歌手としてはもちろん、舞台にドラマにニュースキャスターと、八面六臂の大活躍を続けてきたジャニーズ事務所の東山紀之が、今年デビュー35周年を迎えた。12月4日に出演した「A‐Studio+」(TBS系)では、ジャニーズ入所のきっかけとなったエピソードを披露。渋谷のPARCO劇場前で信号待ちしていたところ、ジャニーさんが車で通り掛かりスカウトされたというのだ。
そのPARCO劇場で、12月7日にスタートする予定だった舞台「チョコレートドーナツ」は、出演者がコロナに感染したため、残念ながら上演延期に。それでも、特に今年は東山の多忙ぶりが際立っていた。
「主演を務める連ドラ『刑事7人』(テレビ朝日系)の第6シリーズが8月から放送されました。来年1月8日には10年ぶりの主演映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』が公開。さらに毎週の報道番組『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)ではメインキャスターを務めており、山下智久や近藤真彦がニュースに上がると、そのたびに同じ事務所の人間として、真摯にコメントしていました。まさにジャニーズ事務所を先頭に立って牽引するリーダーですよ」(芸能ライター)
東山は「A‐Studio+」でジャニーズ事務所を離れるメンバーの選択を尊重しながらも、「亡くなった今だからこそ、恩を返したほうがいいなと思っている」と今は亡きジャニーさんへの感謝の言葉を口にしている。
「12月5日に放送された『人生最高レストラン』(TBS系)に出演した際には、MCの加藤浩次から『ジャニーズの次期社長』の声もかかっていました。『長男』の近藤真彦がスキャンダルで無期限芸能活動休止となった今、存在感はさらに増しそうです」(前出・芸能ライター)
裏方として支えるのが滝沢秀明副社長だとすれば、表から支えるのが東山なのかもしれない。
(窪田史朗)