20年9月、10年間出演してきた「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)を突如、降板したマツコ・デラックス。その直後に出演した、「おしゃれイズム」(日本テレビ系)では、司会の上田晋也に、「この仕事やめようと思ったことある?」と聞かれ、「いま思ってる」と即答したことで、テレビ界を騒然とさせた。
「所属事務所社長も女性誌の取材に“これからどうするのかを自分でも考えているところ”と、このマツコ引退発言を否定しませんでした。数多くのレギュラー番組を持つマツコが引退となると、テレビ界は混乱を極めることになりそうです」(番組関係者)
21年は、その去就が注目されることになりそうだ。
「『ホンマでっか』の降板理由について、さんまが自身のラジオ番組で、“実は来年から、コロナが落ち着いたら番組減らして舞台の方をということだけのこと”と明かしています。しかし、コロナが落ち着く見通しがまったく立たない。夢の実現が難しくなるばかりの日々の中で、仕事へのモチベーションを保つのは確かに難しそう。いつ“もうや~めた!”と全部放り出すのではと、現場は戦々恐々としているといいます」(前出・番組関係者)
だが一方で、こんな見方もある。
「かつて、みのもんたは、改編期が近づくと番組を降りるのなんのと発言して、テレビ局とのギャラ交渉を有利に進め、まんまと値上げや好条件を引き出してきました。マツコは昨年、一部で1本のギャラが300万円、年収は7億円超とも報じられましたが、実際は、その3分の1程度という。コロナ禍で値下げされることへの不満から、引退をほのめかし、テレビ局を慌てさせてやろうという計算があったようにも見えますけどね」(テレビ局幹部)
まだまだ楽しませてもらいたいが、果たして。
(露口正義)