12月16日発売の「月刊ザテレビジョン」にて、正月ドラマ「教場II」(フジテレビ系)で主演を務める木村拓哉が、インタビューに応じている。木村は、ドラマの教場シリーズを立ち上げるにあたり、大きな不安があったという。
「『教場』は、警察学校を舞台に、木村演じる冷酷な教官と、警察官を目指す生徒たちの対峙をスリリングに描いた作品で、第1弾が今年の正月に放送されました。木村によると当初、ドラマ化するにあたり、『(お正月の)ほのぼのとした時間を楽しんでいるお茶の間に、こんな緊迫感溢れるものを届けて大丈夫かな』と危惧していたそうです。しかし結果的に、ドラマは多くの人に受け入られ、嬉しかったと語っています」(テレビ誌記者)
そんなSPドラマ「教場」の第1弾は、15%を超える視聴率と高い評価を収め、大成功となった。そのため続編も高視聴率が期待されるが、来年は強力な裏番組と当たってしまうという。
「かつて、多くのフジテレビドラマに出演していた木村ですが、近年は同局のドラマ人気が低迷していることで、連ドラが好調なTBSとテレ朝に乗り換えたと言われています。しかしフジとしては、再び木村を連ドラで起用したいでしょうから、『教場』の失敗は許されない。そんな『教場』は今回、3日(日曜)と4日(月曜)の2夜連続での放送が決まっていますが、新垣結衣主演のSPドラマ『逃げ恥』(TBS系)が2日に放送されるため、あえて土日を避けたのではないかと噂されています。ですが3日は、興収136億の大ヒットアニメ映画『天気の子』が、テレ朝で地上波初放送されるのです。同じ新海誠監督の『君の名は。』といえば、18年正月の初放送時、視聴率17%という高い数字を記録しました。そのため、『天気の子』は『教場』の強力なライバルとなる可能性があり、視聴率にも大きく影響することでしょう」(前出・テレビ誌記者)
今回の「教場」が成功すれば、フジの連ドラに木村が戻ってくる可能性もある。それだけに、フジとしては何としても成功させたいところだろう。