国民的アイドルグループ、嵐の活動休止が迫ってきた。休止前最後の出演になる紅白歌合戦では、NHK2020ソング「カイト」を歌うことが決まっている。大みそかは、生配信による単独ライブを開催するため、紅白にはライブ会場からの中継で出演。よって、嵐が大トリを務めることは難しいと見られているのだが…。
「去年の紅白歌合戦は、トリを含むヤマ場(第2部)の視聴率が37.3%。紅白が二部制になった1989年以降、最低の数字です。この視聴率には局内でも衝撃が走ったようで、今年は何が何でも挽回したいところです」(芸能ライター)
その悲願が嵐の5人にかかっていることは言うまでもない。嵐は、紅白には2009年の初出場から12年連続出場している。今年は「カイト」の他に、ヒットメドレーも披露する予定だが、さらにこれまでの紅白での秘蔵映像を、後輩ジャニーズたちと振り返る企画などあれば、視聴率に大きく貢献できそうだ。
嵐自身も2016年の43.7%、2019年の40.8%と二度にわたって歌手別最高視聴率を獲得しているが、決して大トリが歌手別最高視聴率を獲るわけではない。
「2018年9月に引退した安室奈美恵も前年の紅白歌合戦に、特別枠で出場。NHKの別のスタジオからパフォーマンスを披露して歌手別最高の48.4%を記録しています。嵐の秘蔵映像に単独ライブのパフォーマンスならば、大トリでなくても最高視聴率は十分ありえるでしょう」(女性誌記者)
果たして嵐は、最後にどんな姿を視聴者の記憶に刻むのだろうか。
(窪田史朗)