独身の時期は自分磨きや仕事に熱中し、家族ができてからの準備をほとんどしてこなかった筆者。結婚、引っ越し、出産と一気に人生の変化が進み、気付けばさまざまなことが後手後手になってしまいました。そんな筆者が、“独身のうちにやっておけばよかったと感じたこと”を紹介します。
■料理
筆者は「時間を買おう」と、コンビニのお弁当やスーパーのお惣菜に頼りっぱなしだったため、毎日料理をするようになったのは出産後でした。日々、夫婦の食事だけでなく、子どもの離乳食や幼児食、おやつを作るようになり、「子どもがもう少し大きくなったら一緒に料理やお菓子作りを楽しみたい」などと考えると、「もっと腕を上げておけばよかった!」と痛感しています。
一番困ったのは、料理器具が少ないこと。育児にもお金がかかるので、子育て中に家電や料理グッズを揃えるのには勇気が必要でした。家族の健康を支える“食”には、「早いうちから投資をしておいて損はないなぁ」と実感しました。
■家計管理・貯蓄
子育てが始まると、何かと出費が増えます。子どもの“今”に出資するだけでなく、将来のために貯蓄もしたいと考えると、出産前と同じようなお金の使い方ができなくなりました。子どものためとはいえ、急に自由に使えるお金が少なくなるとストレスがたまることも……。
家計管理の仕方を学んで、自分たちに合う方法をみつけたり貯蓄の計画・実行をしたりすることは、早いうちからしておいた方がスムーズ。育児中よりも余裕をもって貯蓄をしやすい独身時代は、貴重な期間です。
■裁縫
家計管理や衣食住に関わること以外は、日々の家事や育児、仕事などに追われて時間が取れずに断念することも。筆者は裁縫が好きですが、独身時代に趣味として取り組んでこなかったため、今では「(練習もしたいし)時間がかかりそう」と躊躇し、なかなかミシンに手が伸びません。入園グッズや子どもの服を手作りしたい場合は、趣味としてお裁縫を得意にしておくとよさそうです。
子育て期は“時間”の捻出が難しい! そう実感するほど、一朝一夕にはできないこれらの経験を、早めにしておきたかったと感じます。必要に迫られてからの方が本気で取り組めるという面もありますが、環境や時間が許すなら、先取りしておいて損はなさそうです。
(Nao Kiyota)