5月7日に放送されたテレビドラマ「トットてれび」(NHK)第2話の視聴率が11.2%だったことがわかった。同ドラマは初回視聴率10.1%から数字を上げている。
「『トットてれび』は黒柳徹子のエッセイを原作とした自伝的ドラマです。同ドラマは1話が放送されると、人気朝ドラ『あまちゃん』スタッフによるハイレベルな演出や、黒柳のコミカルなキャラクターを体現した満島ひかりの卓越した演技などがドラマファンから絶賛されました。それらの評判が2話の視聴率上昇へと繋がったのでしょう」(テレビ誌記者)
第2話では、テレビ放送初期の大ヒットバラエティ番組「夢であいましょう」が描かれ、歌手・坂本九役の関ジャニ∞・錦戸亮が登場。
そして錦戸が自身の声で名曲「上を向いて歩こう」を披露するとネットでは、「泣ける!」「歌声に心打たれた」という称賛の声が上がる一方で、「なぜ錦戸くんなの?」「森山直太朗か、星野源がよかった」という辛辣な意見も飛び交っていたという。
「第1話では笠置シヅ子役を、本業が歌手である『EGO-WRAPPIN’』の中納良恵が演じ、好評価を得ていたため、それと比べてしまった視聴者もいたようです。ですが坂本役は、のちに主役と交流を深めていくため、ドラマでの演技が要求されます。そこで制作側は、歌だけでなく演技経験も豊富な錦戸を今回、坂本役に起用したのでしょう」(前出・テレビ誌記者)
第3話からは錦戸の出番がますます増えていくという「トットてれび」。彼が演じる坂本九は神聖化された存在でもあるため、他の役よりも難色を示す視聴者が多かったのかもしれない。
(森嶋時生)