お笑いタレントの小籔千豊が2月23日放送の「ノンストップ!」(フジテレビ系)に出演し、過去に勃発した後輩のかまいたち・山内健司とのトラブルを明かしている。
同番組に隔週のレギュラーゲストとして出演する小籔は、この日のスタジオに生出演した山内との関係性について、本人を前にしながら「最近は売れっ子すぎてね。若い時は(サッカーゲームの)『ウイニングイレブン』が上手な子でよく一緒に遊んでたが、ある時期を境に一切ご飯も行けなくなりましたけど」と言及した。
その“ある時期”とは、大阪の高級フグ料理店を訪れた際の出来事とのこと。小籔は、後輩の千鳥・ノブ、浅越ゴエにお世話になったお礼としてフグの料理をご馳走しようと決め、山内も人数合わせで招集。ただ、山内は仕事で遅れての参加となった上、あらかじめ「食べてきたので」とフグを大量に残してしまう結果に。
小籔は仕方なく4人分の会計をしたものの、後に、山内がフグ料理店に来る前にラーメン屋で替え玉をしていたことが発覚。その理由が“小籔の連れて行く料理屋はどれも味が薄い”というもので、小籔はこの出来事がキッカケで山内を嫌いになったという。
「ノンストップ」MCのバナナマン・設楽統から「公開説教ですね」と指摘されると、山内は「1個だけ言わせてください。ほんまに味が薄いんです。目をつぶって食べないと味が分からない」と最後まで納得できない様子だった。
「あくまで食事会のメインはノブと浅越に対する小籔からのお礼です。そこに人数合わせで参加した、メンバーの中で一番の後輩の山内が、先輩からのご馳走を大量に残すというのは怒りを買っても致し方ないところ。ネットでも『直前にラーメンで満腹にして料理を残したら、誰でも嫌な気持ちになるのでは?』『味が薄いなら醤油でも塩でも足せば良くない?』と小籔への同情も見られますが、意外にも『味のわからない人を呼んだ小籔さんが悪い』『味は好みが分かれるから、なんか引っかかるなら呼ばなきゃいい』『小籔さん、先輩だけど、頭ごなしすぎないですかね?』などと、山内を擁護する声も散見されます。
小籔といえば、祖父の教えに従い、牛・豚・鶏の肉類を一切食べず、食へのこだわりがかなり強いことで有名。過去にはバラエティ番組の企画で大好物のピザの食べ方やマナーについて熱弁し、ピザ屋で絶対に注文すべきメニューや食べる順番、さらにはピザ窯への敬礼を共演者に強要するなど、後にブレイクする“パワハラ芸”の起点となりました。ただ、時に過激な表現で自らの理念を押し付ける芸風については反発の声も多く、今回のフグ屋での一件で山内に同情票が集まってしまったのは、そうした“パワハラ芸”が要因かもしれません」(エンタメ誌ライター)
大阪の大御所タレントだったやしきたかじんさんに憧れ、好感度は一切気にせず、ズバズバと言いたい事を全て口にしていくと決心したという小籔。今回の“フグ屋騒動”に対する「小籔が悪い」とのネット評にも、本人はどこ吹く風といったところだろうが。
(木村慎吾)