コロナ禍で生活習慣が大きく変化し、睡眠の質が低下していませんか?
クラシエ薬品が2020年1月、全国の20~60代の男女200名を対象に実施した調査で「新型コロナウイルス感染拡大以降に不眠の症状があるか」を尋ねた結果、約4割が「感じたことがある」(「ある」・「ややある」の合計)と回答したそう。
具体的な不眠の症状の回答TOP3は、「途中で目が覚める」(72.4%)、「寝付きが悪い」(53.9%)、「熟睡感がない」(38.2%)だったそうで、寝付きが悪くなったり眠りが浅く夜中に目が覚めてしまったりして、十分に休養できていないと感じている人が少なくないようです。睡眠の質が低下すれば体調や仕事にも影響しますから、生活リズムや睡眠環境、食生活や運動習慣などを見直して、睡眠の質を取り戻していきたいですね。
同調査では快眠のコツも紹介されていて、「眠りにつく2時間前には食事を済ませる」、「眠りにつく1時間前には入浴を済ませる」、「暗い環境で眠る」、「朝日をしっかり浴びる」などが効果的だとか。不眠改善やリラックス効果のあるツボの刺激もオススメなんだそうですよ。
コロナ禍まではぐっすり眠れていたのに……という場合は、生活の変化に注目すると解決策がみえてきそうです。運動不足や食事の栄養バランスの乱れ、寝る前のお酒の飲み過ぎ、リモートワークや外出自粛によるストレスなど、思い当たる変化はありますか? 感染症対策の長期化により、「今だけだから」と考えて体に負担をかける過ごし方をしていた場合は、見直す必要がありそうです。
スマホやパソコン、タブレットなどで、寝る直前まで映像作品やSNS、読書などを楽しんでいる人も、睡眠の質向上の観点では要注意。体内を睡眠モードへと切る変えるために、夜のデジタル機器との付き合い方を見直すことをオススメします。
スッキリと目覚めて翌日を快適に過ごすために、睡眠の質と生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)