お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が4月11日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、モデルのマリエによる“枕営業告発”に関する話題を後輩芸人に振るひと幕があった。
番組冒頭、MCの東野幸治がこの日ゲスト出演したシソンヌ・長谷川忍を紹介。「今日は思ったことをズバズバと言っていただいて」と求め、長谷川もこれに「もちろんです。ズバズバいかせていただきます」と威勢よく返した。
すると、松本は「ちょっとマリエさんについて」と長谷川にマリエの騒動をぶっ込み。長谷川は「ちょっと‥‥1回考えさせてください」と困惑し、「アレは裏とれてないんで、なんとも言えないです」と言及。松本からは「裏とれてることのほうが世の中ないんですけどね」と突っ込まれている。
マリエは今月4日に行ったインスタグラムのライブ配信にて、18歳の頃に元お笑いタレントの島田紳助氏から肉体関係を持つよう要求されたが、それを拒否。出川哲朗ややるせなすといった芸人もその場に同席し、マリエに枕営業を受け入れるよう説得してきたと一方的に訴え、ネット上で大きな騒動になっている。
「多くの情報番組が真偽不明なマリエによる告発騒動をスルーする中、冒頭からこの話題を口にした松本。紳助氏とは同じ事務所の先輩後輩で、かつては日本テレビ系『松紳』にて共演も果たした昵懇の仲です。加えて、出川とも多く共演してきた松本にとって、この騒動への言及はあまり気が進まないはず。そんな松本による『マリエさんについて』との発言には、ネット上から『“芸能界は身内に甘い”と言われることに対する、松本さんなりの抵抗では』『ちょっと触れただけでも凄いと思う。この件にテレビで発言したのは松本1人』などと一定の評価を下す声が散見。一方、紳助氏をよく知る自分が言及するのではなく、後輩に振った点や、表面的なイジりのネタに使用するのみで終わった点については、『長谷川に振らず、自分の見解を話せばよかったのに。いちばん紳助兄さんと懇意にしてた仲じゃん』『実際、紳助と出川が絡んでるんじゃ、情があるからなんも言えないだろうな』『“松本はこの件スルーかよ”っていう声への言い訳として触れただけに感じた』『おそらくこの話題はアンタッチャブルなんだろうね』と残念がる反応も寄せられています」(テレビ誌ライター)
過去に松本は島田紳助氏の才能について、ビートたけし、明石家さんま、タモリら「ビッグ3」以上のものがあると表現し、ラジオ番組「放送室」(TOKYO FM)でも「紳助さんに認めてもらうためにこの業界に入った」と発言していた。
そんな憧れの存在である紳助氏の疑惑ということで、実は誰よりも敏感に反応している1人だったのかもしれない?
(木村慎吾)