俳優・小栗旬のハリウッドデビュー作となる映画「ゴジラVSコング」が3月31日より本場ハリウッドを含む北米で公開され、初日の興行成績は960万ドル(約10.6億円)を記録した。これは新型コロナウィルスによるパンデミック以降、初日の興行成績としては北米マーケット史上最高の成績なのだとか。
3月24日に公開された中国、メキシコ、オーストラリア、インドなどいち早く公開された37の国と地域全ての公開週末興行収入ランキングでも第1位を獲得しており、全世界での累計収入は早くも300億円を突破していると見られる。
「この映画は、2014年『GODZILLAゴジラ』より展開してきたハリウッド版『ゴジラ』シリーズと2017年『キングコング:髏島の巨神』がクロスオーバーする“モンスターバース”シリーズの最新作。地球上での人類のサバイバルをかけた争いがゴジラ対コングという最強対決を産み出すまさに頂上対決。この作品で小栗は、ハリウッド版『ゴジラ』シリーズ全2作で世界のケン・ワタナベが演じた芹沢猪四郎博士の息子・芹沢蓮役を演じています」(芸能ライター)
公開を前に小栗は、「好奇心一杯で臨んだハリウッド映画。映画は映画とタカをくくっていたのですが、セットのスケール、スタッフの人数、潤沢な撮影時間などさすがと納得させられ、メジャーリーグのパワーに圧倒される思いでした」とコメント。さらに「その世界観の大きさが、演ずるものを奮い立たせ、力を与えてくれる」とも語っている。
コロナ禍の影響で公開が1年延びたものの、5月14日の日本公開前に話題性は十分。ヒットはもはや間違いなさそうだが、小栗のハリウッド進出については、問題が山積みのようだ。
「小栗は、今年10月期の日曜劇場『日本沈没-希望のひと-』(TBS系)で主演を務めます。さらに2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)でも主役の北条義時を演じるなど話題作が目白押し。もし、次回作のオファーやオーデションの声が掛かっても、来年秋頃まで大河ドラマにかかりっきり。そう考えると、しばらく渡米は難しいかもしれません」(女性誌記者)
すべての仕事が落ち着き、コロナ禍も収まった頃こそ、ハリウッド進出の絶好のタイミングなのかもしれない。
(窪田史朗)