歌手の華原朋美が4月22日放送のラジオ番組「TOKYO SPEAKEASY」(TOKYO FM)に出演し、元音楽プロデューサー・小室哲哉氏との破局理由について思いを巡らせた。
華原は、彼女のファンだという社会学者の古市憲寿と対談。その中で、話題は、華原が歌手デビュー時からおよそ2年間交際していたとされる小室氏とのエピソードについて波及した。
華原はglobeの名曲「DEPARTURES」を引き合いに出し、「あの時も(小室氏と)ケンカしていて、突然家にやって来て、『これが僕の気持ち』と(同曲を)渡してきて。その後、ミュージックステーションに出るからといって(小室氏は)出かけて。1人になって聞いたら、涙がボロボロ出て。仲直りしました」と回想。globeを代表するメガヒット作に込められた小室氏の思いが明かされ、古市も「globeの曲だけど、元々は華原さんのことを書いたんですね」と驚いていた。
テレビからもその“アツアツぶり”が視聴者に伝わっていた当時の華原と小室氏だが、そんな2人がなぜ2年で破局するに至ったのか。華原は「私もわからない。(小室氏本人に)聞いてほしい。別れ話もないし、電話もつながらないし、最新の洋服しか持って行かないし。急に消えました」と明かし、突如として小室氏が自分の前からいなくなってしまったのだという。
ただ、歌手と担当プロデューサーという関係はその後も継続。華原によれば「レコーディングにも来ないし、曲もだんだん雑になっていった」とのことだ。「いつ別れたのか、いつこうなってしまったのかもわからない」としつつ、「さすがに20年以上経っている話なので、私は未練は全くございません」と強調している。
「稀代のヒットメーカーとして平成の歌謡界を盛り上げた小室氏とのロマンスを懐かしみながら振り返った華原。本人は『未練は全くございません』と念押していますが、4月1日にゲスト出演した『アウト×デラックス SP』(フジテレビ系)でも今回と同様に小室氏への恨み節をネタにしたトークを披露。あくまで華原は古市からの質問に応じるという形で当時を振り返ってはいるものの、やはり世間からは華原の小室氏への執着のようなものが垣間見えたのか、『この話題引きずりすぎ』『いつまでこの話題出すの?』『小室ネタでしかメシ食えないのか』『未練がないなら、テレビでタラタラと小出しにして金儲けするな』『相手も迷惑していると思います』とのツッコミが寄せられました。また、毎度のように“小室氏が突然いなくなった”などと一方的に不誠実な対応をされたと主張している点についても『どっちもどっちなんじゃないすかね』『小室哲哉も大概だけど、自分に非がないような言い方はいかがなものかと』『それなりの理由がなければ愛情は冷めないと思う』との指摘が出ています」(テレビ誌ライター)
なお、華原は2017年6月放送の「徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました」(日本テレビ系)にゲスト出演した際も、小室氏との熱愛をネタにトーク。交際当時は「携帯電話とかないんで、家に電話かかってきて。すごい嬉しいんです」とし、「『スタジオにおいでよ』とか言われて『行きます!』とかのやり取りが、もうたまんねぇ!」と興奮気味に振り返った。
また、破局からおよそ20年が経過したタイミングで実現した某音楽番組におけるコラボレーションについても、「嬉しい気持ちのほうが先立って」「自然に思ったのは“本当にありがとう”っていう風に」などと感慨深げに言及している。
散々ネタにしてきた過去があることから、視聴者にとって「未練は全くありません」との言葉は、さすがに説得力に欠けると取られたようだ。
(木村慎吾)