4月26日発売の「週刊文春CINEMA!」に昨年9月、法律違反の薬物所持の容疑で逮捕された俳優の伊勢谷友介がインタビューで登場。当時の状況や今後の芸能活動について語ったが、世間の目はまだまだ厳しそうだ。
同記事によると、昨年9月8日に逮捕された当時、伊勢谷は撮影が休みだったため、スケートボードをしようと自宅の玄関を出たところ、外で10人以上の捜査官が待ち構えていたという。伊勢谷はすぐに警察だとわかったようで、「自分がやっていることが法律違反であるとは認識していましたので、『そういう日が来てしまったんだな』と覚悟しました」という。
東京湾岸署の留置場での拘留生活20日間は自分の人生の可能性がどんどん消えていく思いだったそうで、答えも出せず、ただ関係者ヘ向けて謝罪の手紙を書いていたという。逮捕から3日後、女優の吉永小百合が主演映画「いのちの停車場」の制作会見の中で「何とか乗り越えて、また撮影の現場に戻ってきてほしい」と異例のコメントをしたが、それを知った伊勢谷は「留置場の中で絶望を感じ、何をすればよいのか何もわからなくなっていた自分にとり、吉永さんの言葉は希望になりました。本当に、深い感謝のあまり言葉も出ません」と語った。
今後の芸能活動については「俳優は声をかけていただかない限りはできない」「今の私は社会に何かを発信してよい立場にはない」としつつ、「ご迷惑をお掛けした方への償いができたことが大前提ではありますが、もし許されるなら、俳優として活動したいという思いはあります」と俳優であり続けたい気持ちを告白している。
ネットでは復帰について《映画とか、お金出して見たい人だけのコンテンツならば構わないと思う。ただ、交際女性をエアガンで打ったとか、女性に対するモラハラ疑惑も酷すぎるから、もうオファーはないんじゃないか》《薬物だけでも結構な致命傷なのに、女性蔑視でモラハラな本性があるというのはすでにエンタメ界でも映画業界でも無理が振り切っているレベルだろう》など厳しい声が多数あがっている。
「薬物による逮捕で表舞台から消えた芸能人といえば、沢尻エリカ、ピエール瀧、高知東生、ASKA、槇原敬之、酒井法子などがいますが、いずれもまったくのもと通りの復帰は叶っていません。この流れから、伊勢谷の復帰も難しいのではないでしょうか。さらに、伊勢谷には2013年、『週刊文春』によって報道された、恋人の足を蹴ったりエアガンを撃ったりするというDV報道によるイメージダウンもあります。当時、伊勢谷は沈黙を守ったままで、報道もうやむやになりましたが、それが逮捕で再燃。DV疑惑への釈明も説明もないままでは芸能界復帰はより困難と言わざるを得ないでしょう」(芸能ライター)
伊勢谷がすべき“禊”は逮捕の件だけでは済まないようだ。
(柏原廉)