放送中のドラマ「コタローは1人暮らし」(テレビ朝日系)に驚きの声があがっているようだ。
今作が連続ドラマ初主演となる横山裕と、その後輩の関西ジャニーズJr.でデビュー前ユニット「なにわ男子」のメンバーである西畑大吾が出演していることから、いわゆる「ジャニドラ」のように思われがちだが、脇を固めているのがイッセー尾形、生瀬勝久、光石研、大倉孝二など、演技達者な熟年俳優らが大勢出演している。中でもイッセーは、舞台となる「アパートの清水」の大家である「清水のじーさん」「清水のばーさん」という2役を1人で演じ分けているのだ。
「画面上では清水のじーさんとばーさんが顔を見合わせてしゃべったり、笑ったりしているように見え、まったく違和感はありません。しかしこれは尾形の熟練の技があるからこそ。尾形は1人芝居のスタイルを確立した、日本における一人芝居の第一人者ですから、じーさん役のシーンを全部撮ったら、今度はばーさん役のシーンを撮ることなど朝飯前なのでしょう。2人の目線の高さや笑い出すタイミングなど、まさに名人芸と呼びたくなるほどピッタリ。ネット上では『イッセー尾形の変形一人芝居を観ているような清水のじーさんばーさん』『ジャニドラだと思って軽い気持ちで流し見してたらイッセー尾形の1人2役に驚かされた』『イッセー尾形はコロナ禍で一人芝居の舞台が延期になったとか。これはコロナ禍のおかげの産物?』といった声があがっています」(女性誌記者)
尾形の「1人2役芸」を見るだけでも、価値ある30分間かもしれない。