離乳食の完了期以降は、だんだんと大人と同じ食事を食べられるようになり、時間がない日の救世主でもあったベビーフードに頼りにくくなりますよね。朝は子どもだけでなく、自身の身支度も整えなければならないため、朝食作りの時間が取れないことあります。そんな場合は、次のようなメニューを取り入れてみるのはいかがでしょうか。
■おかずとごはんを一体化させる
まな板の上に海苔を置き、海苔の半分にごはんを薄く広げて、残りの海苔でごはんを挟むように折り畳めば、握らずできるおにぎりの完成です。子どもの成長に合わせて、食べやすい大きさにカットしましょう。この時短おにぎりにおかずを混ぜ込めば、作るのも食べるのも短時間で済む具沢山おにぎりに。
具材は、ツナやしらす、加熱してほぐした魚(魚フレーク)、ソーセージ、ひじき、青のり、白ごま(すりごま)、小さくカットした茹で野菜などが手軽に使えますよ。茹で野菜や魚フレークは、週末などにまとめて作って小分け冷凍しておくと、朝の調理の手間を大幅に短縮できます。
■具沢山スープやお味噌汁で満足感アップ
野菜とたんぱく源(肉や魚、卵、大豆製品など)をたっぷり入れた汁物を夕食時に多めに作っておくと、朝は温めるだけで食べることができます。まだ大きな具材が食べられない子どもには、器に入れてキッチンバサミで具材を小さく刻みましょう。大人と同じ味付けができない場合は、前日の調理時にお鍋を分けて作っておくとよいでしょう。汁物に十分なおかずが入っていれば、ごはん(またはパン)を添えるだけで立派な朝食になります。
■いざというときのためのフルーツとヨーグルト
カットするだけで(または手でちぎるだけで)そのまま食卓に出せるフルーツは、本当に時間がない日の救世主。バナナなど、剥くだけで食べられるフルーツはさらに手軽です。ヨーグルトは小分けパックになっているものを選べば、スプーンと一緒に食卓に出すだけ。単品ものに頼った日は、夕食を工夫して栄養バランスを整えましょう。
彩りや栄養のバランスが取れた食事を毎朝作るのは至難の技。時短メニューに頼る日も取り入れて、ママの負担を調節してはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)