俳優の反町隆史が7月3日、所属事務所・研音の公式ユーチューブチャンネル「Ken Net Channel」に出演。ネットを中心に噂となっている「『POISON』で赤ちゃん泣き止む説」を検証した。
「POISON~言いたい事も言えないこんな世の中は~」は1998年に発売された反町の4枚目のシングルでドラマ「GTO」(フジテレビ系)の主題歌にもなった。ネット上では10年近く前から「POISON」を赤ちゃんに聴かせると泣き止むという噂が定着しており、今回は反町本人がそれに反応したという形だ。
反町は「【公式】反町隆史POISONで海外の赤ちゃんを泣き止ませてみた。」との動画に登場。泣き止まない赤ちゃんに「POISON」を聴かせ、その時の反応を集めたVTRを反町が観て、感想を述べるという内容だった。
冒頭で反町はスタッフから噂について尋ねられると「(噂について)話は聞いてますけど」と笑顔で回答。実際に日本人の赤ちゃんに歌を聴かせたVTRでは、見事泣き止む様子が映し出されていたが、反町は「僕の声で泣き止んでいるんじゃないと思うんですよ。多分、最初のメロディのところだと思うんですね。それが多分、赤ちゃんの脳に刺激になるんじゃないかな」と推測。
さらに世界中の赤ちゃんに歌を聴かせたVTRでも次々と泣き止む様子が映し出され、検証を終えた反町は「世界中のお母さんを助けてるってことになりますよね」「みなさんの役に立ってると思うとうれしいですね」と語った。
さらに動画の後半では日本音響研究所に歌を分析してもらい、泣き止む理由を分析。それによると泣き止むポイントがいくつかあるといい、その1つがイントロで赤ちゃんにとって刺激が強く、周波数も大きく移動するので興味を引きやすいのだという。またサビの部分にも言及し、音程がフラットでキープされていること、メロディは高い音域だが反町の歌声は低い響きであることが組み合わさり、フラットかつ響きの強い音で赤ちゃんが落ち着く傾向にあるのだという。
赤ちゃんが泣き止むパターンについても「沈静化」と「覚醒化」2パターンがあり、「沈静化」は子守歌のような効果をもたらし、「覚醒化」は“いないいないばあ”のように赤ちゃんの気を引かせるものだという。「POISON」はイントロが「覚醒化」で反町の声が「沈静化」の役割を持つという「非常に面白い構成」になっているとのこと。反町は一連の説明を聞いて「すごいじゃない」と驚いていた。
動画のコメント欄にも《今日も娘がお世話になりました。うちは2ポイズンで寝てくれます。本当に本当に助かっています。感謝してもしきれません! ありがとうございます》《今8カ月の息子を寝かしつけで毎日何回も聴いています。寝る時はママじゃないと泣くのですが、この曲のお陰でパパも3~5ポイズンで寝かしつけ完了です》《うちの子も1.5ポイズンで泣き止むのでお世話になっています。令和になってもなお愛されるポイズンです。ノーポイズンで泣き止む日が来るまで繰り返し聴かせていただきます》など子供の寝かしつけに「POISON」を聴かせているという声などが寄せられた。
「動画内でも紹介されていましたが、ほかにも泣き止む曲で有名なのが俳優の財津一郎が歌った『タケモトピアノ』のCMです。こちらも実際に01年11月に放送された『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送)で検証され、多数の赤ちゃんを同時に泣き止ませることに成功。最近ではダウンタウン・浜田雅功が歌う出前館のCMソング『Demae-canの歌』も赤ちゃんが泣き止む歌として知られているようです」(芸能記者)
芸能界の大物たちの歌声は赤ちゃんまでも虜にするということか。
(柏原廉)