6月29日に発売される浜崎あゆみの最新アルバム「M(A)DE IN JAPAN」のジャケット写真が6日に公開された。全部で5タイプが用意されているが、このうち3タイプのジャケットがお蔵入りになる可能性があるという。音楽ライターが指摘する。
「その3タイプでは浜崎の手首を縄で縛った写真を使っています。こういった束縛系のイメージは最近、拘禁や虐待を連想させるとして避けられる傾向にあり、とくに海外での流通は難しくなっているのです。アジアなど海外にもファンの多い浜崎ですが、ジャケット写真の差し替えを余儀なくされる可能性も否定できませんね」
家庭内暴力(DV)が大きな社会問題と化すなか、女性を縛るイメージには厳しい制限を課せられているのが実情だ。また、別の面からこのジャケットが好ましく思われない恐れも強いという。週刊誌の記者が耳打ちする。
「浜崎のロゴマークを使っているとはいえ、アルバムタイトルの意味が『日本製』であることは明らか。つまりこのジャケットは、女性を縛るイメージと『日本製』を結び付けてしまっているのです。浜崎のことを知らない人が見たら、日本に絡めて良からぬ連想をする可能性すらありますね」
自分のライブで縄や鎖に縛られる演出を見せるのは自由だが、世間に広く流通するアルバムジャケットに束縛を連想させる画像を使うのはさすがに、配慮が欠けていると指摘されても仕方なさそうだ。
(金田麻友)