俳優の伊藤健太郎が超厳戒態勢で主演映画の撮影に臨んでいることを11月30日発売の写真誌「週刊FLASH」が報じた。
同記事によると神奈川県南東部に位置する港で11月23日、大がかりな撮影が行われており、そこには伊藤の姿が。芸能関係者の証言によると伊藤は主演映画の撮影中で、監督は「大鹿村騒動記」や「北のカナリアたち」などで知られる阪本順治氏。かなり力の入った作品とみられ “本格復帰”となる予定だ。来年以降の公開を目指して、現場は超厳戒態勢でロケをおこなっているという。
伊藤は10月28日~31日に上演された主演舞台「SOULFUL SOUL」を終えたばかり。そして今回の映画と、完全復帰へ順調すぎる歩みを進められるのは背景に強力な“応援団”がいるからだという。
それはスポーツ紙記者の証言によると今回の映画の制作を手がけるキノフィルムズ。キノフィルムズは伊藤の事故直後に公開が控えていた主演映画「十二単衣を着た悪魔」を手がけており、事故の影響でもっとも“被害”を被ったはず。にも関わらず再度、主演映画を手がけるのは伊藤を非常に評価している人物が同社幹部にいるからだという。さらに伊藤の所属事務所とは別の芸能事務所幹部も個人的に伊藤を支えているとか。復帰が順調なのは彼らの手引きがあるという。
ネットでは伊藤の復帰について《いろんな事件を起こしても復帰できる芸能界ってやっぱり特殊な所だなと感じます》《あれだけ無様な事故を起こしておきながら、こうも早くに主役で復帰できるなんて、相当強力な後押しをする人がいるのだろう。芸能界って、ほんとわからない》といった呆れ声や、《人にはやり直すチャンスがあっていいと思う。それとは別に、(出演ドラマの)「アシガール」を楽しく見てて若君いいなと思ってた私なんかは嫌悪感半端なく、もう二度と顔見たくないくらい》《事故前は勢いもあって魅力を感じましたが、東京ラブストーリーで見せた姿には魅力はありませんでした。応援するような気持ちにはなれません》など冷めた声も多数。
「伊藤をバックアップする人物については、20年11月11日にニュースサイト『FRIDAY DIGITAL』も報じています。1人は『十二単衣を着た悪魔』の監督を務めた女優の黒木瞳。彼女は当時拘留されていた伊藤に対して『1人で留置場にいるなんて涙が出るくらいかわいそう』と話し、弁護士を通じて面会に行く要望を伝えたそうです。さらに釈放後は黒木から伊藤へ電話し、説教しつつも『これからのこともあるから、周りの人もいるから頑張っていこうね。私も応援します』と励ましたとか。
この伊藤と黒木のやりとりを明かしたと言われる“関係者”が木下工務店の代表取締役兼グループCEOであり、グループ企業『キノフィルムズ』の代表取締役の木下直哉氏。キノフィルムズは映画界では唯一、“忖度のない会社”と言われており“芸能界の駆け込み寺”的な要素もあります。17年にジャニーズ事務所から独立した稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾にもいち早く手を差し伸べ、19年には稲垣主演の映画『半世界』、香取主演の映画『凪待ち』、そして20年には草なぎ主演の映画『ミッドナイトスワン』を立て続けに手がけました。
木下氏は『十二単衣を着た悪魔』が公開された際に伊藤に対して『うちはもう公開したので請求しない』と損害賠償を請求しないことを明言し、伊藤に大きな“貸し”を作っています。今回の映画でその“貸し”を返してもらうつもりなのかもしれません」(芸能記者)
大女優と映画会社の社長がバックアップするなら、復帰も早くて当然かもしれない。
(柏原廉)