TBSが12月3日、シンガー・ソングライターの小田和正によるクリスマス恒例のコラボレーションライブ番組「クリスマスの約束2021」を12月24日深夜に放送することを発表した。
同番組は01年に放送を開始。毎年のようにクリスマスのシーズンに放送されてきた。18年は延期となり、翌3月に代替番組を放送。20年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑みて休止となったため、今年は2年ぶり19回目の放送となる。
番組ゲストには熊木杏里、清水翔太、JUJU、スキマスイッチ、矢井田瞳、TRICERATOPSの和田唱など全9組が出演。緑黄色社会の長屋晴子は初参加となる。舞浜アンフィシアターで行われた収録は今年の元日に発売された小田のデジタルシングルでコロナの収束を願った楽曲「風を待って」で開幕。ゲストもコーラスや伴奏で参加し、観客の前で初披露した。小田は「みんなで歌いたかったんですけど、収まらずなかなかかないませんでした。1年半の時を経て、ついに全員で実現しました」と感慨深げ。
ネットでは《待ってました! この番組は1年のうち待ちに待った番組の1つになっています その番組を久々に見られることが嬉しい》《小田さんのクリスマスショー! こんなご時世だからこそ聴きたいです!》といった声が多数。一方で《楽しみにしています。しかし、ゲストが多い今のスタイルよりも初期の頃の様に小田さんの歌中心のスタイルのほうが好きでした》《小田さんのステージだし年に1回だし小田さんのやりやすいメンバーで構成されるのもわかるけど、ガラッとメンバー変えてほしいとも思う。それか小田さん1人で歌ってほしい》《初回の“ひこうき雲”とか“真夏の果実”とかが印象に残っている。ミスチルの曲も新鮮だった。あれは神回だな》など小田の歌声をもっと聴きたいといった要望も少なくない。
「『クリスマスの約束』が01年に放送された初回は、山下達郎や桑田佳祐、福山雅治、宇多田ヒカルなど小田が来てほしいゲストに直接手紙を送ってオファーしたものの、まさかの全員不参加。小田はゲストたちの楽曲を1人で歌いきりました。翌年も依頼の手紙は出さなかったことを明かしつつ、1人で自身の楽曲とカバー曲を披露。ゲストが初めて登場したのは3年目の03年からです。以降、08年までは小田自身がメインで歌うことも多かったのですが、09年以降はゲストメインの構成となり小田の歌唱は減りました。減ったのは小田の意向であるとされていますが、ファンの間では初期の頃の構成に戻してほしいと願う人が多いようです」(芸能記者)
今回は小田の歌声がどれぐらい聴けるだろうか。
(柏原廉)