KinKi Kidsの堂本剛が12月4日、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組「堂本剛とFashion & Music Book」に出演。療養を続ける左耳の突発性難聴について現状を語った。
番組で剛は、80歳の常連リスナーからのメールを紹介。リスナーは耳が遠くなり、そのため娘がポータブルCDプレイヤーを買ってくれたことを報告。メールの最後には剛に向けて「ぜひとも苦しみや悲しみ、つらいお気持ちは吐いてくださいませ」「決して背負いすぎないように、と申し添えさせていただきます」といったメッセージも添えられていた。
剛はこのメッセージを受けて、「こういう思いをつづって下さる方々が自分の人生に寄り添ってくださっているという、このことだけでものすごく救われておりまして」と感謝。自身の左耳についての現状を吐露。「僕も音は聞こえていない部分がありますんでね」と語りつつ「そこに対して論争が始まると、もう何もできないから。もう消えてしまいたくなるぐらい、何もできないんですよね」と葛藤を告白。さらに「お医者さんにはね、『これだけの治療して、この薬やって、こんだけやって治らへんのやから、もう治りません』ってはっきり言われたその日も、傷ついたけど」と時期は明言しなかったが、医者から治らないことを宣告されていたことを明かした。
しかし、剛は「でも、なんて言うのかな。僕が今できることとしては、『そうは言うけどさ』っていう自分をやっぱり持つべきかなとは思うんですよね。『そっか、先生がそう言ってんねやったら俺はもう治らへんねんな』っていうあきらめは、自分に対して失礼な気もするっていうか」と回復をあきらめていない気持ちを明らかにした。
ネットでは《音楽やってるし余計にショックだったよねきっと》《コンサートで大きい音とか大丈夫なのかな。無理しないでほしい》《最近ヘッドホンみたいなやつ付けてないからだいぶよくなってるのかと思ってた》など心配や驚きの声が続出。また《私も突発性難聴になったことあります。本当に突然聞こえなくなるので生活しづらくて大変でした》《私がなった時は正常な音が聞こえなくなったよ。雀の鳴き声が金属音に聞こえたりとか着信音が何音か下がって聞こえたりした》《私も以前左耳がなったけど、この病気は辛いよ。毎日耳の中がゴーンゴーンって換気扇が回っている音がして、眩暈もあるし。今は何とか完治したけど繊細な人ほど症状が重く出るのかもね》など剛と同じように突発性難聴を経験した人からもその辛さを伝える声が多く寄せられた。
「剛は17年6月に左耳の突発性難聴を発症。以来、大きな音がハウリングするような音響障害もあるため、ライブでは耳栓やヘッドホンを付けて登場するようになりました。この病気の原因についてはよくわかっておらず、ストレスなど何らかの原因で血流障害が起き、耳の音の振動をキャッチする細胞がダメージを受けることで発症します。治療は早ければ早いほうがいいそうで、細胞が死んでしまうまえの1週間以内が勝負。もと通りに回復する人は3分の1程度とも言われています。
剛と同様に突発性難聴に見舞われた芸能人は多く、歌手の浜崎あゆみ、ロックバンド・サカナクションの山口一郎、シンガー・ソングライターのスガシカオ、元Winkの相田翔子などがいます。浜崎や山口は治療が遅れたため回復しないままだそうです」(芸能記者)
剛の今後を静かに見守りたい。
(柏原廉)