タレント・木下優樹菜のファンクラブ「yukinan chi」の実態について、「NEWSポストセブン」は12月9日、実際の会員による「完全に期待外れ」だとする声を伝えている。
同誌は「木下優樹菜、新設ファンクラブに『完全に期待外れ』会員が語った運営実態」と題した記事の中で、11月に運営がスタートした木下のファンクラブに関して詳報した。それによると、木下のファンで30代女性のAさんは毎月600円の会費を支払っているものの、そのサービス内容には大きな不満を抱えているという。
「今までいろんなファンクラブに加入してきました」というAさんだが、「yukinanchi」の印象は「実際に入会してみて、完全に期待外れでした」とし、その内容に“ダントツで不満がある”とのこと。具体的なガッカリポイントとして、ファンであるAさんは、誰でも閲覧できるインスタグラムやYouTube以上に、木下の私生活についてより深く知りたいと期待していたというが、木下本人もコメントするファンクラブ限定の専用タイムラインには、11月19日から12月7日までにわずか6回の投稿しかなかったという。
また、その木下による6回の投稿も“こないだのリップ”といった簡素な「一言二言のメッセージ」や、「コスメの写真とか空の写真を添付しているだけ」で、Aさんはインスタグラム以下の質と量だと指摘している。さらに、「Aさんがいちばんショックを受けた」出来事は、「BIRTH DAYメッセージ」の実態だった。
Aさんは「『木下優樹菜があなたの誕生日をお祝いします!』とあって、すごく楽しみにしていました」というが、いざ彼女の誕生日になっても、「待てど暮らせどそれらしきメールが届きません」という。すると、「ハッピーバースデートゥーユー! お誕生日おめでとう! 君にとって良い1年がおくれますように」という木下からの18秒の動画が、特製ページで閲覧できるようになっていることがわかるも、その動画が投稿されたのは11月4日だった。Aさんは「これは(各自が)誕生日になったら、自分で再生して見ろってことですよね? あまりに特別感がないというか、大雑把でびっくりしました」と嘆いている。
「木下のファンだというAさんでさえ呆れ声をあげるファンクラブの実態ですが、同誌の調べによると、おおよその会員数は少なくとも1700人ほどは存在すると見立てています。よって、「yukinanchi」の運営だけでも、月額600×1700人で、毎月102万円ほどの売上を記録していることになり、この圧巻のコスパぶりにはネット民も騒然。その内容の薄さに加え、1700人ものファンが毎月600円を支払っている事実に関して、『この方の有料コンテンツに1700人も入会する人がいたことがいちばんの驚き』『そのサービス内容で毎月100万円‥‥いろいろとすげぇわ』『あれだけのことをやっても、生活費を捻出できてるのは上手い商売だと思う。ある意味秀才だと思います。凄い生命力』と驚く声や、『普通、ファンクラブってファンとの交流を深めるなどのファンサービスが目的ですが、この人の今のファンクラブは完全に金儲けの手段になっているのでしょうね』『あんなことがあってもファンでいられるなら月額600円くらい投げ銭気分で払ったらええやん』との指摘もありました」(テレビ誌ライター)
なお、木下のファンクラブの案内ページを見てみると、料金プランとして「1ヶ月 600円 3ヶ月 1800円 6ヶ月 3600円 12ヶ月 6000円」との案内があり、1年契約をすれば、通常価格よりも1200円安くなる計算になる。
今回、取材に応じたAさんのように、仮にサービス内容に大きな不満を抱いたとしても、最もお得な年間契約をしていた場合、退会できるのは最短でも2022年11月ということになる。
おバカキャラとして大ブレイクした木下ではあるが、肝心要の部分では、かなりの商才を発揮していると言えそうだ。