12月18日、女優で歌手の神田沙也加さんが、滞在先の札幌市内のホテルから転落し、その後亡くなったことがわかった。35歳の早すぎる死に、芸能界でも悲しみが広がっている。
神田さんが芸能界の母として「ママ」と呼ぶほど慕っていた女優の大地真央もその1人だ。関係者によると、マスコミ各社から問い合わせは来ているが、突然の訃報に今はコメントを出せる状況にないほど憔悴しているという。沙也加さんは14歳の頃から、大地の舞台を観劇するために、地方公演まで追っかけをするほどのファンだったそうだ。
俳優の神田正輝、歌手の松田聖子の一人娘として誕生した沙也加さんは、芸能界デビューするも2005年に高校を卒業したのを機に、一時芸能活動を休止。そんな沙也加さんに、舞台出演を勧めたのは大地だった。
この助言があって、06年12月、大地主演舞台「紫式部ものがたり」で芸能活動を再開。これがきっかけとなり、ミュージカル女優としての活動につながった。
「沙也加さんは、有名人の娘である自分に仕事が来るのは“親の七光り”ではないかと悩んでいました。その悩みから解放したのは大地だったんです。ミュージカルの大先輩である大地を敬い、努力していました。その甲斐あって、ミュージカル女優として大きく花開くことができたのに、残念でなりません。ネット上では、大地を心配する声も上がっています」(女性誌記者)
芸能界の動揺と悲しみは広がるばかりだ。
・いのちの電話:0570・783・556(午前10時~午後10時)0120・783・556(午後4時~同9時。毎月10日は午前8時~11日午前8時)