渡部豪太、事務所退社で再浮上した「ミステリと言う勿れ」“久能”役待望論

 俳優の渡部豪太が昨年10月までに所属事務所を退社していたことを1月16日、ニュースサイト「スポニチアネックス」が報じた。

 同記事によると、渡部に近い舞台関係者の証言として、渡部は昨年8月に第1子が誕生したことをきっかけに心機一転、新しい環境で仕事に取り組みたいと退社を決断したという。

 報道を受けて翌17日に渡部は自身のインスタグラムを更新。自身の写真とともに「私渡部豪太は令和3年10月をもって所属事務所スペースクラフト・エージェンシーを退所致しました事をご報告させて頂きます」とコメント。退所の理由については「仕事への向き合い方や自身の環境の変化を感じる中で新たな段階へ踏み出したいと強く思い、このような決断に至りました」とした。

 また、「24年の長きに渡り私を育て、導いて下さった事務所には感謝してもし尽くせません。この度私が新たな道を進みたいと申し上げた時も真っ直ぐに向き合いそして温かく送り出して下さいました」と所属事務所に感謝。「役者としてより一層深く表現の幅を広げられるよう精進して参ります」と抱負をつづった。

 ネットでは《ぜひ「ミステリと言う勿れ」の映画化があればあなたで見たいです》《整くんは彼のほうで見たかったなぁ》《整は彼をモデルに書かれたんじゃないかと思うほど。この人は本来ならもっと売れてたんじゃないかと思う。事務所の売り方が下手だったんじゃないかね》など放送中の月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)と絡めた声が殺到。さらに《ここはひとつ舞台化して渡部氏に主演をやってもらうのはどうだろうか》《もし今後映画化されることがあるなら渡部さんの整も観てみたいなぁと思います》といった声も見られた。

「渡部は『ミステリと言う勿れ』のドラマ化製作発表がされる以前から原作漫画のファンたちに《主人公の久能整を演じるなら渡部以外いない》と言われてきました。天然パーマの頭や面長の顔、長身などビジュアルや雰囲気がそっくりだったためです。そのため事務所の退社のニュースをきっかけに再び渡部待望論が起きたのでしょう。

 渡部は地上波での主演作はまだありませんが、舞台などでは主演を務めたことがあり、ドラマでも印象的な演技で脇でも光る名バイプレイヤー。12年のNHK大河ドラマ「平清盛」(NHK)や18年の「西郷どん」などへの出演経験も。『ミステリ~』ドラマ版では菅田が主演を務めていますが、今後映画版などの企画が浮上すれば、これまでのファンの声などを汲み取って、渡部にもチャンスがあるのではないでしょうか」(芸能記者)

 果たして原作漫画ファンたちの願望は成就するか。

(柏原廉)

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