タレントの上沼恵美子が2月1日、「徹子の部屋」(テレビ朝日系)にゲスト出演。夫との別居婚生活について明かした。
「徹子の部屋」の放送後に「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」がリレーされていることから上沼に親近感を持っていたという司会の黒柳徹子。黒柳から「よくお料理の番組を拝見していると、あなたがご主人のことをおっしゃったり、離ればなれなのかよくわからないようなことをあなたがおっしゃるので、今日はちょっとご主人はどうなっているのか、ちょっとうかがいたいと思って」と聞かれ、上沼は「今から5年ぐらい前に、『離婚してくれ』って私から申しました」と告白。
上沼によると、当時は結婚40年目で、離婚を切り出したのは旅行中のイタリア・フィレンツェでのことだったという。上沼によると「死ぬほど好きで」夫と結婚したが、長い結婚生活を経て気持ちも変化。「40年も経つと全部変わるんじゃないでしょうか、細胞からなにから」と正直な気持ちを明かした。夫からは「結婚してやった」という態度があったそうで、上沼はそれにイラッとする気持ちが長年に渡って積もっていたのだという。また、夫は「『ありがとう』という言葉を知らない」というほどの亭主関白で、上沼は「この人とちょっと違う空気を吸いたいな」「この人のいない景色を見たいな」と思うように。
フィレンツェのレストランで離婚を切り出した際は夫は激怒。テーブルを叩いて店を飛び出し、その後も口をきいてくれなかったという。旅行の日程はまだ3泊あったが、上沼は夫がダブルベッドを占拠するためやむを得ず床で寝ることになったとか。
しかし、帰国後は離婚せずに別居婚という形に。その理由について上沼は「本当に申し訳ない理由なんですが、邪魔くさい」と告白。離婚の手続きが煩雑で夫も知らん顔をしているため「やってられない」と思ったという。現在は、夫は自宅から車で10分ほど離れたマンションで生活しており、すでに4年ほどその状態が続いているという。その結果、上沼は「もの凄く仲が良くなってきたんです。皆さんオススメです」と告白。
夫は週末だけ一泊して朝ご飯を食べに来て、帰って行くらしく、上沼は「その感じがちょうどいい」という。さらに夫も一人の気持ちよさを覚えたとのことで、上沼は「結婚45年なんですが、別居とかちょっとこう、彼のいない、彼女のいない、夫婦別々の時間って絶対に宝物ですね」を語った。
「上沼は夫が定年退職で家にいるようになった08年ごろから体調が悪化し、13年8月には自律神経失調症を発症。18年3月には自身の看板番組だった『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ)で『夫源病』と診断されたことを明かしました。夫源病とは正式な医学的病名ではありませんが、夫の存在や言動が大きなストレスとなって妻の心身にさまざまな不調が現れる症状のことです。これが別居婚に至るきっかけだったと思われます」(芸能記者)
ネットでは《いいと思います。私も将来そうしたい》《別居婚ってほんとにありだと思う。お互い納得してるならそれがいちばん》《コロナ禍だし、ずっと家で顔を合わせるのも疲れるよね。離れて暮らすとストレスも軽減されそう。羨ましい》など上沼の生き方に賛同する声が殺到。
女性からの支持が高いだけに上沼の別居婚は今後、多くの女性の生き方に影響を与えるかも?
(柏原廉)