22年1月期の連続ドラマは、新旧ジャニーズタレントの共演が多い。嵐・松本潤は、「となりのチカラ」(テレビ朝日系)でなにわ男子・長尾謙杜と初共演。「鹿楓堂よついろ日和」(同)の主役を演じるジャニーズWEST・小瀧望は、なにわ男子・大西流星が後輩役。「逃亡医F」(日本テレビ系)では、TOKIO・松岡昌宏とジャニーズWEST・桐山照史が顔を合わせている。
桐山は昨年、ドラマ「ゲキカラドウ」(テレビ東京系)で単独初主演。傑作喜劇「赤シャツ」では座長を務めた。
小学生でダンスをはじめ、13歳でジャニーズ事務所に入所した桐山は、関西ジャニーズJr.としておよそ12年間も下積み生活を続けた。のちにジャニーズWESTで一緒になる中間淳太と組んでいた「B.A.D.」は関西ジャニーズのシンボルで、後輩の良き兄貴だった。袂を分かった今なお敬愛する後輩は多い。Aぇ! Group・佐野晶哉も“桐山シンパ”だ。
Aぇ! Groupは関ジャニ∞・大倉忠義のプロデュースで、昨年からテレビに出演する機会が急増。地元の関西では冠レギュラー番組を持っている。佐野は小学生から劇団四季の舞台に立っているステージエリート。1月15日に放送された「生放送で満点出せるか100点カラオケ音楽祭」(TBS系)では、ジャニーズ初の100点満点を叩き出した。高いステージ能力が買われて、19年には関ジャニ・村上信五が主宰する舞台シリーズ「もしも塾」のキャストに抜てき。5月25&26両日の山口・萩公演では、桐山と行動をともにした。
「4公演を終えて、新幹線に乗るまでのおよそ1時間で、桐山が『ここまで来て、何も食わさず帰すわけにいかん』と言い出したそう。閉まっていた店を無理やり開けさせて、わずか30分の間で高級なふぐ刺しをオーダー。箸で一気につまんで爆食いするという、超リッチな初体験を後輩にさせてあげました」(アイドル誌ライター)
桐山の知人の店で、偶然にもその日は知人が休み。だが、仕込みのために出勤しており、「後輩が来てんねんけど」という桐山のお願いを、「今出せる分だったら」と聞き入れたという。
昭和の大俳優さながらの行動力と気風の良さ。桐山の大きな背中を見て育つ関西ジュニアが、今後増えそうだ。
(北村ともこ)