タレント・上沼恵美子が2月21日に自身のYouTubeチャンネル「上沼恵美子ちゃんねる」を更新し、かつて呆気に取られた共演者について語る場面があった。
上沼がMCを務める料理番組「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」(テレビ朝日系)が4月1日の放送で最終回を迎えることから、この日の動画では、簡単に作れるという“えみちゃん流スイーツ”のレシピを紹介しつつ、同番組での思い出を振り返った。
「本当に不思議だなと思うんですけど、27年やらせてもらって、この番組でイヤだったことが一度もないんですよ」と語る上沼は、「これは奇跡ですね。3年ぐらいやった番組でもね、イヤなことが満載の時もありましたよ。大体はね、『あの人が苦手』とか『あの部分が嫌い』とか、(普通は)あると思うんですけど。この番組は先生、ゲスト、スタッフにすごく大事にしていただいてね。感謝ってこういうことだなと思いましたね」と、同番組では不愉快に感じる出来事が“一度もなかった“という。
しかし、番組がスタートして間もない時期には、一度だけ「参ったな」と思ったことがあったと告白。「女性のゲストでね、試食の時に『あら、美味しくない!』って言ったんですよ。私は耳を疑いましたよ。しかも『美味しくないよねぇ?』って私を誘ったんですよ。私は『いえ、美味しいですけど』って言ったら、『えぇ? 美味しくないわよ。そうでしょ!?』って」と、厄介な女性ゲストとのやり取りを明かした。
上沼は「それがね、27年やってきて、いちばんの思い出なんですよ。アレが1回だけでしたし、放送では流れてなかったと思います。もう終わったから、言わせてもらいました」としつつ、「その人が誰だったかは、死んでも言いませんよ」とゲストの名前は語らず。さらに、「私は試食をさせていただいて、マズかったことは1度もありませんから」と番組で世話になった料理人の技術を保証していた。
「上沼の告白に、ネット上には『結局は言い方や態度ですよね。“まずい”って言葉はなかなか言うもんじゃないです』『一生懸命作った人に対して“まずい・美味しくない”はない』『思っても絶対に言わない。胸にしまっておくのが大人の礼儀』『仕事でお金をもらって食べてるんだから、自分の気持ちは別として、きっちり仕事せい、という話』などの声が並んでいます。また、肝心の女性ゲストについても、『誰だかすごく気になる!』『番組当初にゲストで来て、美味しくないと言える女性って、相当な大物さんかな』などと勘繰る声もありました。上沼が『死んでも言いません』と語るほどですから、先輩のタレントである可能性は高そうですね」(テレビ誌ライター)
上沼は1月31日放送のラジオ番組「上沼恵美子のこころ晴天」(ABCラジオ)でも、「おしゃべりクッキング」の試食中に「これ、美味しくないわよね?」と発言した女性がいたことを告白。その際には、女性を「ゲストの大女優」と説明していた。
上沼にとっては、いつまでも印象に残り続ける衝撃的な出来事だったようだ。
(木村慎吾)