5月20日に公開予定の映画「ハケンアニメ!」。直木賞作家・辻村深月によるアニメ業界の舞台裏を題材にした原作小説を映像化した作品で、吉岡里帆演じる新人アニメ監督の主人公・瞳と彼女を取り巻くアニメ業界の若者たちの奮闘ぶりを描いている。
この映画に俳優の工藤阿須加も出演。秩父を盛り上げようと奮闘する市の観光課職員・宗森周平を熱演している。
工藤はこの役を演じるにあたり「僕自身、アニメが大好きなので今回この作品に携わらせて頂けて嬉しかったですし、ロケ場所も素敵で楽しく撮影することが出来ました」とコメント。工藤はかねてよりアニメ好きを公言しており、昨年公開されたアニメ映画「アイの歌声を聴かせて」で主人公の同級生役の声を務めた。
大好きなアニメに関わる仕事に感激の言葉を口にした工藤だが、ほかにも没頭していることがある。それが農業だ。
「工藤は俳優になる以前に東京農業大学に通っており、実は長い間、農業を始めるタイミングを見計らっていたそうです。昨年12月に配信された『毎日キレイ』では、新型コロナウィルスによって自分と向き合う時間を持つようになり『30歳の今だからこそ始めるべき』と、その年の3月から念願の農業を始めたことを語っていました。今年の元旦にアップされた『山梨日日新聞』では、北杜市高根町の農場を訪れ農業に励む姿が報じられました。ここで同農場の運営者に目的やポイントなどを教わりながら、白菜や大根などの霜よけの不織布をかける作業を行い『農業に関わる人ならではの喜びと、やりがいを感じている』『ゆくゆくは農業の仕組み自体を変えていきたい』と壮大な夢を語っています。工藤の農業に対する熱意に着目して、『工藤阿須加が行く 農業始めちゃいました』(BS朝日系)という番組も放送されました」(芸能ライター)
俳優と農業の二足わらじの工藤。“農業俳優”という新たなジャンルを開拓してゆく。
(窪田史朗)