俳優のディーン・フジオカが主演を務めるドラマ「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~」(日本テレビ系)が4月23日にスタートした。
このドラマは、最愛の妻を亡くした警察官僚・小比類巻祐一(ディーン)と岸井ゆきの演じる天才科学者・最上友紀子が異色のタッグを組み、最先端科学にまつわる事件に挑む異色作。岸井は、昨年放送のドラマ「金色の海」(NHK BSプレミアム)、今年に入り「恋せぬふたり」(NHK)で主演。今作ではヒロインを演じるなど、脇役から一気に主役に躍り出て話題を呼んでいる。
活躍の場はドラマだけではない。今年に入って公開された映画は、予定も含めると早くも5本。4月公開の「やがて海へと届く」や「ケイコ 目を澄ませて」では主演。ムロツヨシ主演の「神は見返りを求める」、さらには香取慎吾主演の「犬も食わねどチャーリーは笑う」でもヒロインを演じるなど引っ張りだこだ。
その魅力は、何と言っても振り幅の大きな演技力にあるのではないか。
「2019年の主演映画『愛がなんだ』では、一心不乱に恋をする猪突猛進のヒロイン・テルコを熱演。その一方でドラマ『恋せぬふたり』では、相手に恋愛感情を抱かないアロマンティック、そして相手に性的に惹かれないアセクシュアルなヒロイン咲子役。さらに2018年の朝ドラ『まんぷく』(NHK)では14歳の少女・タカを演じるなど、とにかく演技の幅が広い、まさにカメレオン女優。2016年の大河ドラマ『真田丸』(NHK)で、主人公・真田信繁(堺雅人)の3人目の妻・たか役を演じた際は、起用した理由についてプロデューサーが『映画で岸井さんを見た時、スッと刺すような熱い“眼差し”に釘付けになりました』とその魅力を語っていました」(女性誌記者)
「パンドラの果実」では、松たか子を思わせる美人女優を演じる岸井ゆきの。今年はいよいよ大ブレイクか。
(窪田史朗)