嵐の櫻井翔と滝沢秀明が、7月14日放送の「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)で13年ぶりに共演。かねてより噂されていた“不仲説”について「サシ飲み会」で真相解明をすることとなった。
13年間バラエティ共演一切なし、20年間交遊なしという2人は、いつの間にやらファンの間でも「共演NG」が平然と語られる関係に。加えて、後輩の風間俊介や生田斗真から「2人が話をしているところをほぼ見たことがない」といった証言も飛び出し、その信ぴょう性はますます真実味を帯びていた。
2人は現在34歳の同い年で、ジャニーズ事務所へ入所したのも半年違いのほぼ同期。当時はジャニーズJr.が冠番組を3つも持つ黄金期で、総勢100人近くのジュニアをまとめ、メインMCをしていたのが滝沢だった。
「滝沢はジュニアの中でも圧倒的な人気を誇っていて、当時デビューしたてのV6と並び、ジュニアで唯一個人ポスターやうちわが発売されていたほど。一方、櫻井は両親との“学業優先”という約束もあり、なるべく目立たずバックダンサーに徹していた。しかも、その頃は反抗期も加わって、へそピアスにカラコン、ジャージ姿で仕事場に‥‥。そんな櫻井とプロ意識の高い滝沢が『気が合うわけない』と、生田も話していました」(テレビ誌ライター)
そんななか、櫻井が嵐のメンバーとしてデビューすることが決まる。誰もが滝沢のデビューが先だと考えて疑わなかった当時、嵐のデビューはジュニア内やファンの間で物議を醸した。
しかし、今回の「サシ飲み」で当時の知られざる事実が発覚する。実は滝沢は嵐のデビューを事前に聞かされており、ジャニー喜多川社長から直々に「YOUはまだデビューさせられないから」と言われていたというのだ。
「また、滝沢はジュニアの仲間に嵐を喜んで応援しようと声をかけていたこと、自分が特別扱いされていることや、他のジュニアやそのファンたちからの嫉妬に心労していたことも告白。これらの発言に、当時、斜に構えていた櫻井も、同い年でメインMCを張っていた滝沢のことを『大人になってその大変さがわかって、謝りたかった』と打ち明け、ついに長年のわだかまりが解消される運びとなったんです」
そんな滝沢は、「ジャニーさんが見つけた子たちだから、大切にしよう」と今でもジュニアを連れては食事などをごちそうして面倒を見ているという。また、ジャニーズ初の大卒となった櫻井は、ジャニーズと学業の両立ができることを証明したほか、キャスターといった別分野への活躍の道も築いた。
ジュニアを離れて以降、違う道を歩んできた2人だが、後輩のために新たな道を作り活躍の場を広げたその功績は実に大きい。
「10年後が見える」というジャニー喜多川社長が、黄金期のジュニアのリーダーに滝沢を選び、嵐にあの5人を選んだのも、全てはジャニーズの未来を見据えてのことだったと思うと、その先見の明たるや改めて痛感させられるのである。