お笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおと富澤たけしが5月28日放送のラジオ番組「サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー」(ニッポン放送)に出演し、ファン対応における苦労を語った。
サンドウィッチマンといえば、抜群の好感度を誇るコンビとしても知られ、同25日放送の「水曜日のダウンタウン」(TBS系)では、全国での「好きな芸人ランキング」企画で、ダウンタウンや千鳥に大差を付ける、無類の人気の高さが証明されていた。
この日の放送でも、番組パートナーを務める東島衣里アナウンサーから、「サンドさんの人気は全国どこでも1位説を唱えたい」と称えられ、2人は「いやいやいや、全然そんなことない」と謙遜。伊達は「でもねぇ、やっぱり、しんどいっすよ。好感度っていうんですか。やっぱり、人がいっぱい寄ってきちゃうし、断れなくなってるよね」とファンサービスに関する悩みをこぼした。
普段から、一般人からサインや写真を要請されることが多いという伊達。「そりゃあさ、僕もね、何か用事をしている時もあるし、仕事をしてる時もあるから、断ることもありますよ」と、対応できないタイミングもあるとしたが、「そうなった時に、『えっ? 全然、好感度ないじゃん』って言われたりとか、聞こえるの。“おいっ! ふざけんな!”と思うの、そいつらに」などと、心ない捨て台詞を吐かれてしまうのだという。
伊達は「なんか凄い生きづらいです、最近。あんまり人がいっぱいいるところに行きたくないなって思っちゃってる自分がいるから」と正直な思いを吐露。また、ファン対応を行った際に「やっぱり神対応ですね」と言われることにも複雑な心境になると明かし、「別にそういうつもりでやっているわけじゃないし、っていうね。結構しんどいな」と打ち明けた。
「伊達も富澤も、ファンから声をかけられること自体は『普通にありがたいし、嬉しいから、基本的にはやります』としつつ、状況によっては対応が『出来ない時もありますよっていうのはちゃんとね(わかってほしい)』と呼びかけ。人気者であるが故に直面する気苦労を語っていました。ネット上には『その時の自分の気持ちに素直に対応したらいいと思います。しんどい時は“ごめんね”って言って断ればいい。それで悪口言うような人は本当のファンではありません』『断るにしても理由がある訳だから、それで対応悪いと言われるのも辛いよね、人気商売なだけに』『確かに大変だろうな。疲れるだろう。本当にいっぱいいっぱいになったら休めばいい』など、心配や同情の声が寄せられました」(テレビ誌ライター)
なお、25日放送の「水曜日のダウンタウン」にスタジオ出演し、圧巻のサンドウィッチマン人気を見守ったお笑いタレント・土田晃之は、VTR後に「(一般人とサンドを)会わせちゃダメ。みんな好きになるから。特に伊達ちゃんは本当に気さく。あれは会わせちゃダメ」と、とりわけ伊達のファン対応を絶賛。
こうした業界人による評判のよさもまた、伊達にとってはプレッシャーとなっているのかもしれない。
(木村慎吾)