食材を食べやすい大きさにカットし、調味料が多過ぎないように調節するだけでも一苦労なのに、なかなか食べてくれない野菜をどうやって食べさせるか試行錯誤するのは大変過ぎる! 娘の幼児食に苦労した筆者が辿り着いたのは、次のようなメニューでした。
■炊き込みご飯・混ぜご飯
おかずに野菜が入っていると、「肉や魚まで嫌がって全然食べてくれない!」という場合にオススメなのが、ご飯に混ぜる作戦です。にんじんやブロッコリーなど食感のある野菜でも、ご飯と一緒に炊き込めばとても柔らかくなるので、炒め物や煮物が苦手な子でも食べやすいですよ。野菜だけでなく、ひじきやわかめなどの海藻やきのこ類、肉や魚なども入れることができるので、何品も作らなくても栄養バランスを整えやすくなります。
■甘味のあるポタージュ
小さく切っても味付けを変えても食べてくれないなど、野菜そのものの味や臭みが苦手な場合は、ブレンダーで粉砕して見えなくしてしまいましょう。じゃがいもやさつまいもと、牛乳や豆乳を合わせてまろやかで甘みのあるポタージュにすれば、味も気になりにくくなります。自然な甘さを生かしたポタージュなら、大人用と幼児食とを分けて作らなくてもよく、調理の手間も省きやすいですよ。
■オムレツ・チーズ焼き
卵料理が大好きな子やチーズが大好きな子には、野菜をオムレツやチーズ焼きにするとよいです。チーズ焼きだと野菜が目立ってしまって食べない場合は、野菜をたっぷり使ったグラタンに仕上げるのも効果的です。
ご飯や汁物、卵焼きなどのよく食べるメニューに野菜をたっぷり入れることができるようになると、大人も野菜を取り入れやすくなって一石二鳥です。子どもも大人も楽しめる1品をみつけて、日々の料理の手間を省いてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)