「若い頃は多少無理すれば痩せることができたのに、最近は痩せにくいどころか体重が減ると老けていく気がする……」と感じたら、ダイエット法を見直す必要があります。
ダイエットで余計なシワやたるみをつくらないためにも、体調を崩さないためにも、次のような“老けない”ダイエットに切り替えましょう。
■ダイエット計画は“長期“で立てる
過度な食事制限などによる急激なダイエットは、皮膚のたるみを生み出す大きな要因です。たとえ筋トレで体を引き締めながら行ったとしても、栄養不足で体内の水分や筋肉、体脂肪が急激に減っていけば、引き締まるよりも先にたるんでしまいます。代謝を高めるためにもエネルギーを消費するためにも栄養素は重要ですから、しっかり食べながら少しずつ痩せる方法で取り組むことが重要です。
■“たんぱく質”を中心に栄養バランスを整える
栄養素の中でもとくに意識して摂り入れたいのが、肌や筋肉の主な原料となるたんぱく質です。これが不足しては肌も筋肉も衰えていってしまいますから、大豆製品や肉、魚、卵、乳製品などからしっかり摂りましょう。そのうえで、エネルギー源となる炭水化物(ご飯やパン、麺類、果物などに豊富に含まれる)を欠かさずに、代謝をサポートするビタミンやミネラル、食物繊維(野菜や果物、海藻類、きのこ類に豊富に含まれる)をバランスよく組み合わせましょう。
■“姿勢”の整えと“散歩”を趣味にする
必要な栄養素を摂り入れても、動かさなければ筋肉を育みボディラインや顔まわりを引き締めることはできません。姿勢は代謝に大きく影響するため、いつでも正しい姿勢を心がけましょう。美しい姿勢を維持することは、体幹を鍛えるのにも役立ちます。また、運動に時間を割けない日でも最低限の運動ができるように、積極的に徒歩で移動するようにするのがオススメです。散歩程度の運動にすることで、気軽に、確実に取り組みやすくなりますよ。
“老けない”ダイエットは、健康重視のダイエット。体を削るのではなく“整える”意識で取り組み、ハリや潤いのある美ボディを目指しましょう。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)