今田美桜主演ドラマ「悪女~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」(日本テレビ系)が6月15日最終回を迎え、平均視聴率は7.7%。全話の平均は7.5%という結果となった。
物語は、大手IT企業の窓際部署に配属された型破りな会社員・田中麻理鈴が、有能だがなぜか窓際にいる先輩・峰岸雪(江口のりこ)の助言を武器に、成長していくさまを描いている。
最終話は、社内における性差別や上下関係、子育て問題に社員総出で正面から向き合う覚悟を持つ。
視聴者からは「元気をもらえました」「毎回起こる問題に“デキない、しかし、メゲない”で果敢に挑んでいった麻理鈴は、見ていて気持ちがよかったし、温かい気持ちにさせてくれました」「麻理鈴、最高でした!」「麻理鈴が、ストレートに情熱をもって問題を解決するのが毎回気持ちよかった」など絶賛。早くも「近いうちに、ぜひ続編を作ってもらいたいです!」とのリクエストも散見された。
「原作は、1988年から連載された深見じゅん氏による漫画です。34年も前の作品にもかかわらず、令和の現在でも会社員の悩みや問題は共通だったからこそ、共感する視聴者が多かったのだと思います。最終話で、米国では履歴書に性別、年齢、写真添付をしてはならないという話題が出ました。日本の企業は世界基準からするとかなり遅れていることを、このドラマで知った人も多かったのではないでしょうか」(ドラマウオッチャー)
会社員として悩みを抱える人たちにとって、このドラマは一服の清涼剤となっていたのかもしれない。