俳優の寺脇康文が10月スタートのドラマ「相棒 season21」(テレビ朝日系)に復帰したことで、あの俳優の復帰も現実味を帯びてきたことを6月29日、「夕刊フジ」が報じた。
同記事によると、新相棒が決まるまでは各メディアがこぞって、相棒候補として中村倫也や山崎育三郎、尾上松也、松坂桃李、福士蒼汰ら若手俳優の名前を列挙。すでにドラマに出演している仲間由紀恵も初の女性相棒として取り沙汰されていたという。
しかし、フタを開けてみれば“原点回帰”とも言える寺脇の再登板。この異例の人事は、大きな「伏線」を生んでいた。
それは寺脇の再登板という“力技”が可能になったことで、3代目相棒だった甲斐亨を演じた成宮寛貴の復帰が不可能ではなくなったというもの。設定上、甲斐は犯罪者として懲戒免職になったため警察官としての復職は難しいが、何らかの形で戻ってくることもありえるという。
ネット上では同記事に対して、《寺脇さんの復帰と成宮君の復帰じゃ条件が全く違う》《疑惑を払拭しないままフェードアウトしていて、復帰するには疑惑払拭がハードルになるだろうし、起用したらしたで、番組側もリスクがあるから、なかなか難しいだろう》《成宮さん、出るとすればワンポイントでしょうか。歴代相棒が次々と参加するシリーズになってほしいと思います》など賛否の声が飛び交っている。
「成宮は16年12月に芸能界を引退。名前も本名の平宮博重に戻し、海外を拠点に活動しています。現在でもその動向がたびたび取り上げられ、最近では東京ディズニーシーを訪れたことがネットニュースになっていました。芸能会復帰については昨年2月に『週刊女性』が直撃取材を試みていますが、『いえ、僕はもう引退していますから』と回答。同年3月に『東京スポーツ』の取材に応じた成宮は、俳優業について『本当にいろいろなことを乗り越えた自分がいるので、今ならいい俳優になれると思う』としつつも『今は全く考えていません』と復帰を否定しています」(芸能記者)
それでも、寺脇の相棒再登板のようにサプライズを期待したいところだが。
(柏原廉)