ものまねタレントで声優の山本高広が7月25日、自身のツイッターとインスタグラムを更新。「世界陸上オレゴン」(TBS系)のメインキャスターを務めていた俳優の織田裕二とフリーアナウンサーの中井美穂に感謝をつづった。
「世界陸上オレゴン」は10日間の熱戦を終え、この日閉幕。今大会を含めてこれまで13大会、足掛け25年間「世界陸上」のメインキャスターを務めた織田は番組最後に陸上のことを何も知らなかった25年前の自分自身を振り返りながら、その魅力を知ったことや感謝の言葉を述べ、最後に「地球に生まれてよかった!」と絶叫。かつて自身がレースに興奮するあまり発した名言をセルフオマージュする形で締めくくった。
その直後に山本は、「#織田裕二 さんが番組最後に #地球に生まれてよかったー!って叫んだ!泣けて来たー! ありがとう織田裕二さん中井美穂さんそしてありがとう #世界陸上!」とハッシュタグを交えながらツイート。その後、インスタグラムではTBS前で天を仰ぐ写真とともに「織田裕二さんが25年間の世界陸上を終えました。お疲れ様でした! 僕は世界陸上で織田裕二さんを観てものまねさせて頂いてましたがずっと番組を観ているうちに世界のアスリートのお名前や競技名などいろいろ覚えて来たりしてホント楽しく競技を観るようになりました。これも織田さんのおかげだと思います。本当にいろいろと感謝してます。ありがとうございました。織田さんが去ったあとも引き継ぎ世界陸上を楽しみに観たいと思います! 最後の『地球に生まれてよかったー!』改めて聞けて嬉しかったです お疲れ様でした」とコメントした。
ネット上では、《山本高広さんのものまねでさらに織田裕二さんと世界陸上が好きになったので最後に本家織田さんの「地球に生まれてよかったー」が聞けてほんと嬉しかったです》《最後の言葉が「地球に生まれてよかった~!」だよ。視聴者の期待に応え、さらに山本さんへの感謝も含んでるんだろうと思います。これ以上のキャスターいるかな。織田さん、辞めないでよ(泣)》《この名言は山本さんが世間に広めたと言っても過言ではありません! 自分も観た瞬間山本さんが浮かび「キターーーッ」と叫んでしまいました》など山本と同様に喜びの声が殺到した。
「織田の『地球に生まれてよかったー!』は、07年に山本が織田のモノマネをした時に取り入れられ、そこから世界陸上を知らない人にまで広く知れ渡るようになりました。しかし、08年に織田本人がドラマの制作発表会見の際に山本について、『僕は笑えない』と不快感を示し、同年12月には織田の所属事務所から民放各局に『物真似を企画される際には(真似される)本人のイメージを尊重していただくようなルール作りをお願いしたい』という通達があったことも報道され、山本は織田サイドから地上波でのモノマネを実質的に封印された形となりました。
しかし、その後山本と織田は和解したとも言われており、実際に山本はインスタグラムで織田のモノマネをたびたび投稿していますし、織田もわだかまりがあれば、モノマネで有名になった自身の名言をわざわざ『世界陸上』のラストで叫ばないでしょう」(芸能記者)
織田も歳月を経て山本を認めたということだろうか。
(柏原廉)