モデルでユーチューバーの木下優樹菜が、ついに因縁のタピオカドリンクと共演を果たした。
木下は2019年秋、姉が勤務していたタピオカ店のオーナーとトラブルを起こし、SNSから恫喝まがいなメッセージを送ったとして大炎上。裁判沙汰に発展し、この騒動がキッカケで芸能界を引退するに至っていた。
そんな因縁の飲み物ともいうべきタピオカドリンクだが、自身のYouTubeチャンネル「木下優樹菜ですっ」にて、ようやく共演が実現。ユーチューバー・かのくんを呼び出し、予算1万円でグルメの食べ歩きロケを敢行すると、チーズハットグやタコの刺し身、ウニ、ケジャンなどを満喫する中、道中でかのくんが「あれ、これタピオカじゃねぇか?」「これ、飲まなくていいんすか?」とそそのかした。
タピオカミルクティーの看板に見入った木下は「ねぇ、確かにさぁ、(食べ歩きで)デザート食べれなかったじゃん? 普通に飲みたいけど」と前のめりに。かのくんから「え? いいんすか?」と驚かれると、「ねぇ、振っといてさぁ、“いいんすか?”はやめてよ、マジで」と木下。タピオカは好きかと聞かれ、「好きだよ」と答えると、実際にタピオカを注文し、「この動画がどうなるか、ドキドキしてる。責任取ってね?」「あとでさぁ、人差し指貸して。母印だけちょうだい」と、“炎上”を心配してみせた。
その後、出来上がったタピオカドリンクを受け取り、笑顔でのピースして「スクショタイム」を確保。かのくんが「イケないことしてる気分」と語ると、木下は「なんでよ」と不思議がり、「久々に飲んだ」とのテロップのもと、因縁のタピオカを頬張っていた。
「木下とタピオカの緊張関係については、騒動勃発時にまだ夫婦関係にあり、およそ2カ月後の2019年12月末に離婚したお笑いコンビ・FUJIWARAのフジモンこと藤本敏史も、昨年2月放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)の中で『死んだろかと思った』と回想。騒動以来、タピオカの存在はずっと避けてきたと打ち明けると、番組ではそんなフジモンにタピオカドリンクが用意され、MCのダウンタウン・松本人志から『これを飲んでフジモンが何て言うのか』とのフリが。『正直もう大変やったのよ!』と振り返り、渋々ながらも『大好きやったんで。久々です』とストローで一気飲みしました。
当事者ではない元夫のフジモンでさえも、長くタピオカのトラウマに苦しめられるも、木下は割とあっさりとYouTubeのグルメロケでドリンクを満喫。しかも、動画には『炎上したらかのくんのせいだからね?』とのタイトルを付けるなど、巧みに視聴者の関心を引きつけている印象です。
過去の騒動さえもネタに昇華させている木下には、一部から『この人は懲りないねぇ』『芸能人はやらかしをネタにすれば禊が済んだと思ってるフシがある』などの声が上がるも、動画コメント欄には『かのくんタピオカ推しすぎて笑う』『このノリ好き』『かのくん、タピオカ飲ませるのすごい』『最高でした』と、面白がる反応が大半になっています」(テレビ誌ライター)
昨年10月にはタピオカ騒動の裁判で40万円の損害賠償支払いを命じられ、すでに全額を支払い、しっかりと罪を償った格好の木下。ようやくラフにタピオカドリンクを味わうことが叶い、本人もひと安心といったところだろうか。
(木村慎吾)