料理の際、鍋やフライパンに、歪んでいたり大きさの合っていない蓋を使ったりしていませんか?
調理に時間がかかったり思うような味に仕上がらなかったりする場合は、サイズが合っていない蓋に原因があるかもしれません。実は調理器具の蓋って、意外と重要なんです。
■蓋があるのとないのとでは大違い
「蓋なんてなくても火は通るから、鍋やフライパンの蓋は使用しなくてもいいのでは?」と感じたら、ぜひ蓋なし・蓋ありの違いを確かめてみてください。水分を飛ばしたい場合など、蓋をしない方がよいタイミングもありますが、蓋は、味や香りを鍋やフライパン内に閉じ込めて食材に染み込ませたり、短時間で火を通したりする重要な役割を担っているんですよ。
■蓋の大きさが合わないと……
蓋さえあればいいというわけではなく、使用する鍋やフライパンの大きさや形状に合っていることが重要です。大きさが合わなかったり蓋が日々の調理熱で変形したりしていると、蒸気が逃げやすく、熱の通りやすさや味や香りを閉じ込める効果が減退してしまうのです。
■代用品はコレ!
鍋やフライパンにピッタリ合う蓋がないタイミングでは、代用品を活用してみましょう。アルミホイルやクッキングシートを鍋やフライパンの大きさに合わせて折り込んだり、耐熱容器をひっくり返して乗せたりすれば、即席蓋の完成です。
調理の時短や味や香りを閉じ込めるのにも重要な「蓋」。ぜひ、お手元の調理器具の形状や大きさに合ったものを使ってください。蓋があることの幸せを感じられる変化を、体感できるかもしれませんよ。
(Nao Kiyota)