8月28日まで東京・六本木で開催されている「テレビ朝日・六本木ヒルズSUMMER STATION」の公式応援サポーターに、ジャニーズJr.のHiHi Jets(高橋優斗、井上瑞稀、橋本涼、猪狩蒼弥、作間龍斗)と美 少年(藤井直樹、那須雄登、浮所飛貴、岩崎大昇、佐藤龍我、金指一世)が就任した。
メジャーデビュー前の2組だが、すでにレギュラー番組「裸の少年」(テレビ朝日系)に出演中。HiHiは4月期のドラマ「全力!クリーナーズ」(ABCテレビ)で、美 少年は現在放映中のドラマ「トモダチゲームR」(テレビ朝日系)で主役を熱演。美 少年は宅配ピザ「PIZZA-LA」のテレビCMにも出演している。
Jr.は基本、先輩ジャニーズのステージのバックダンサーとして経験を重ね、スキルを高める。外周やサブステージではなく、メインステージでアーティストの近くで踊ることができれば、ヒエラルキーの頂点。「ミュージックステーション」(テレ朝系)ほか有名音楽番組でも起用される。
成功も失敗も、本番中に体で覚えるのがジャニーズ流。ゆえに、先輩との思い出も学びになる。HiHiの橋本は、小学生でジャニーズ事務所に入所。群を抜いて小さくてかわいかったため、すぐにSMAPの番組に出演するなどトントン拍子だった。
わずか9歳で、嵐の国立競技場ライブのバックで踊ったこともあった。しかし、ステージ経験が乏しかったため、何をすればいいのかわからず、自転車で疾走する先輩Jr.のあとを、とりあえず全力疾走で追った。だが、振りかえったその先輩はJr.ではなく、主役の相葉雅紀だった。
相葉は優しく、「君、どうしたの?」と話しかけてくれた。「僕、ジュニアです」と答えると、「あっちだよ。君、いくつ?」と会話をつなげてくれた。橋本が先輩と対話したのは、これが初めて。今でもはっきり覚えているという。
「これは“ジャニーズあるある”ですが、先輩は忘れているであろう些細な出来事でも、されたJr.は10年、20年経ってもはっきり覚えています。橋本は相葉から、後輩Jr.に優しく、なるべく話しかけてあげることを学んだそうです」(アイドル誌ライター)
嵐もJr.時代は、昨年解散したV6からたっぷりの愛情を注いでもらった。その伝承はジャニーズが昭和時代から重んじているため、現在のJr.の2トップであるHiHiと美 少年は、後輩Jr.たちに伝えている真っ最中だ。
橋本に流れているのは間違いなく、相葉から受けた愛と言えよう。
(北村ともこ)