女優の松井玲奈が8月29日、9月から放送される連続ドラマ「少年のアビス」(MBS)完成披露トークイベントに出席。「スパイに間違われた」という驚きのエピソードを披露した。
同ドラマは、生まれ育った環境に縛られ絶望の淵にいた高校2年生の黒瀬令児(荒木飛羽)がある日、憧れのアイドル・青江ナギ(北野日奈子)と出会い、この町から開放してくれると運命を感じるが、ナギが差し出した救いの手は“心中”だった‥‥という前代未聞のスーサイドラブストーリー。松井は令児の通う高校の教師を演じるが、自身の役について「こんなに面白いキャラクターはいない。二度と出会えないかもしれないと思わせてくれるほど魅力的な役でした」と語った。
イベントではドラマの内容にちなみ「運命を感じることは?」という質問がされると、松井は「ディズニー好きが完全に一致する方に出会った」と回答。「彼女の家の近くに引っ越そうかと考えるくらい運命を感じる友達ができました」というのだ。さらに「誰にも言っていない秘密」として、「スパイに間違えられた」とも。
松井によるとアイドル時代の18歳頃の話で、「空港の入国審査でパスポートを出すと『君すごい海外行ってるね、何しに行ってるの?』って聞かれて、言いよどんでいたら『ちょっとあっち行こうか』って別室に連れて行かれそうになりました」と告白。以来、「海外から日本に戻る時にそこ(入国審査)を通るのがいちばん怖いです」とトラウマ気味になっていることを明かしていた。
ネット上では、《それはスパイじゃなくて密輸とかそっち系疑われてるだけでは苦笑》《アイドル時代よく海外撮影あったもんね》《私も別室に連れて行かれたことあるよ。荷物検査がしつこかった》などさまざまな感想が続出した。
「松井が本当にスパイと疑われたのかどうかはともかく(笑)、芸能人が空港で足止めされた話はほかにも。俳優のディーン・フジオカはハードケースに入れた剣3本を空港に持ち込んだところ、税関で職員にケースを開けられ別室へ。事前に航空会社に持ち込んでもよいか確認し、了解を得ていたにもかかわらず、警察官15人くらいに囲まれて詰問されたそうです。
毎年、年末年始にオーストラリアへバカンスに出かける明石家さんまは、現地の空港で声を掛けられたファンに応えている様子が法律に違反したバイヤーに疑われ、別室へ。結局2時間あまり足止めされ、最後は地元のコーディネーターが空港職員に『本当に日本のコメディアンです』と説明してやっと解放されたとか。
極めつきはお笑い芸人の小島よしおで、仕事でジャマイカのロケに行った際にカバンの中を調べられたところ、トレードマークの海パンしか入っていなかったため税関で足止め。職員に『職業は?』と聞かれ、コメディアンだと証明するために自身のギャグである『ウェ~イ!』を披露したところ、逆に『危ないクスリをやっている』と勘違いされ、別室へ連れて行かれたそうです」(芸能記者)
一般人よりも目立つことが多い芸能人にとって、空港で別室行きはある意味宿命なのかもしれない。
(柏原廉)