8月31日放送の「ごふごぶ」(MBS)で、芸能界屈指の“威圧系タレント”である坂上忍と、お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功がそろい踏みした。
MCの浜田とゲストが上下関係を捨てた“五分五分”の立場で街を練り歩き、ラフな世間話を展開する同番組。この日のゲストとして出演した坂上は「聞いたんですけど、これって『ごぶごぶ』って番組なんですよね? 五分なんですよね? 本当にいいんですか?」と改めて番組の趣旨について確認した。
続けて坂上は「でも、そういうタイトルを付けてても、浜田さんと五分ってあり得ないから、どうせ企画倒れの番組なんだろなぁって」と冒頭から軽いジャブで浜田を牽制。すると、浜田から腹部にパンチを入れられるジェスチャーで威嚇され、「やめとけ、お前!」とのツッコミが。
坂上はその後も4歳上の浜田に対し「五分なワケないじゃないですか、威圧感が!」と吠えたが、浜田は「よう言うわ! お前もそうやで! お前も現場行ったら、みんな『わっ、来られましたー』ってなるって」と指摘。坂上にも同様の“圧”があると返した。
結局、坂上は普段の「浜田さん」との呼称から「ダーハマ!」と変更し、「じゃ、ダーハマ行こうか!」とロケを開始。しかし、しばらくすると「浜田さん」へと戻っており、大御所芸人との“ごふごぶ”な間柄は未完に終わった。
「役者業でデビューした坂上と、芸人の浜田とではジャンルが異なるものの、芸歴でいえば、浜田は40年で52年を誇る坂上のほうが12年も先輩にあたります。しかし、2人は芸歴よりも年齢を重視する坂上の意向により、『浜田さん』『忍』と呼び合う関係性のようです」(芸能ライター)
多くの芸人から“暴君”と恐れられてきた浜田と、“パワハラ司会者”と表現されることもある坂上の貴重な共演が実現したことで、ネット上も大盛り上がり。威圧キャラの細かな違いについては、「浜田さんは威圧感。坂上さんは“嫌悪感」「浜田さんが怖がられてるとしたら、坂上さんは嫌がられてるんだと思う」「浜ちゃんは大物相手とか強い相手でも頭叩くけど、坂上は自分より弱い相手にしか威張らない」などと解釈する人も。
「同じ“パワハラ系タレント”として括られる浜田と坂上でも、世間からはその印象がやや異なるようですね」(前出・芸能ライター)
真の意味で浜田と“ごぶごふ”になれるのは、相方の松本人志だけなのかもしれない。
(木村慎吾)