「宣伝してあげるからと言ってお金を払わず…」浅草のタイ料理店 YouTuberを名乗る人物の“無銭飲食”告発に波紋
東京・浅草にあるタイ料理店が2月7日、自称YouTuberから“無銭飲食”被害を受けたことをX(旧ツイッター)に投稿し、ネット上で話題となっている。
店側の投稿によると、「とあるYouTuberが撮影の為に当店で飲み食いしたのですが。。。宣伝してあげるからといってお金を払わず帰って行きました。これは当たり前のことなんですか?(こちらから特に依頼はしてませんw 依頼するほど困ってもいませんw)」と投稿。併せて「YouTuber界隈の方やご存知の方がいればご教示くださいませ」と呼びかけた。
該当のYouTuberが飲食したとされる使用済みの食器の写真も添付されており、この投稿は2000万インプレッションを記録。投稿を見たユーザーからは、「お願いしていないなら、それは泥棒です」「普通に警察に通報でいいと思う」「無銭飲食なので被害届を出すべき。YouTuberなら特定も早い」など、店側に同情し、法的対応を勧める声が相次いでいる。
また、同店の過去の投稿をさかのぼると、香取慎吾ら元SMAPのメンバーが来店したことや、ABEMAの番組で取り上げられた実績も確認できることから、インフルエンサーに頼らずとも十分集客できている店であることがうかがえる。
今回の騒動について、グルメ系インフルエンサー事情に詳しいライターは、次のように語る。
「ここ最近、来店後に“PRする代わりに無料で”と持ちかける自称インフルエンサーが増えているんです。インフルエンサーといってもピンキリで、実際には海外のフォロワーを購入しただけで、本人には影響力がほとんどないケースも少なくありません。本来、正規のグルメインフルエンサーであれば、『トリドリベース』のようなマッチングアプリを通じて事前に依頼をかけ、店側の了承を得たうえで、飲食代無料と引き換えにSNSでPRするという正式な手続きを踏みます。そうしたプロセスをいっさい経ず、突然来店して交渉を持ちかける行為は、実質的に無銭飲食と変わらない。悪質な場合には、飲食代に加えてギャラまで要求するケースもあると聞きます。この店に限らず、“食い逃げインフルエンサー”は各地で問題になっています」
SNS時代の集客手段としてインフルエンサーの存在感が増す一方で、その肩書きを盾にした非常識な行為もまた、飲食店を悩ませているようだ。
(佐藤ちひろ)=写真はイメージ=
