あわや最悪の放送事故になりうるシーンだった。
9月11日、タレント・笑福亭鶴瓶がフジテレビの生放送特番「FNSラフ&ミュージック2022~歌と笑いの祭典~」に出演し、お笑いコンビ・ダチョウ倶楽部の熱湯風呂にチャレンジした。
前日に放送された同番組の第1夜にて、MCのダウンタウン・松本人志から突如出演オファーを受けた鶴瓶。実際にスタジオへとやってきたお礼として実施された「ダーツチャレンジ」なる企画では、「熱湯風呂」に矢が刺さり、周囲から「熱湯風呂、こちらです」と誘導されて向かった先に、寺門ジモンと肥後克弘が鶴瓶を出迎えた。
あまり状況を把握していないような様子の鶴瓶だったが、ダチョウ倶楽部の2人から次々に衣服を脱がされ、腹部が露わに。すると、腹の周りにはなぜかラップがぐるぐる巻きになっており、鶴瓶によると、ダイエットの目的で巻いているという。
しかし、この腹部のラップが原因で穿いていた下着の滑りがよくなってしまい、寺門がズボンを脱がそうとした際には一緒に肌着も下ろしてしまう事態に。一瞬、鶴瓶の生ヒップが全国放送で流れると一同大慌てで、すぐに寺門と肥後が体を使ってガード。松本を始め、珍事を見守っていた進行の中居正広やナインティナイン、千鳥・大悟らも「ダメだって!」と困惑し、放送事故とならないよう慎重に鶴瓶周辺をケアしていた。
「松本は『この人、ダイエットとか言って、ラップ巻いてるのよ。だから滑るのよ』と肌着を下ろしてしまった経緯を説明。その瞬間は幸いにも鶴瓶が横を向き、カメラの前に寺門が立っていたため、最悪のケースは免れたものの、フジテレビにとっては19年前の悪夢が頭をよぎったことでしょう。」(テレビ誌ライター)
03年の夏に生放送された「FNS 27時間テレビ」では、長崎県の離島で地元民らが集う宴席に参加し、激しく泥酔。寝てしまっていた鶴瓶をココリコの遠藤章造と田中直樹が強引に起こしたところ、立ち上がった鶴瓶の下半身が全開に。中継でつながっていた中居正広と明石家さんまも「これ、ヤバくない?」「アカン」と頭を抱えていた。
「鶴瓶はこのほかにも数回、生放送中に下半身を見せてしまう事故を起こしています。著書『笑福亭鶴瓶論』では、自らのポリシーとして、『鼻毛は人に絶対見せん。下腹部は見せても鼻毛は見せない』との文言が紹介されており、独特のこだわりがあるようです」(前出・テレビ誌ライター)
ラップの存在により、あわや大惨事につながるところだった今回の珍事。70歳となった今でも鶴瓶の下半身はテレビ局にとって悩みのタネと言えそうだ。
(木村慎吾)