久々の食レポに本人も感無量の表情だ。お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建が、先輩芸人・東野幸治のYouTubeチャンネルで高級寿司を満喫した。
2020年に女性スキャンダルを報じられて以降、なかなか地上波全国放送への復帰が叶っていない渡部だが、グルメ芸人としての十八番である食レポの腕はまだまだ健在のようだ。
9月26日、東野のYouTubeチャンネル「東野vs」にアップされた「渡部ランチ」において、2年ぶりの渡部の貴重な食レポが披露された。
2人は、渡部が最もオススメする東京・中目黒の高級寿司店に赴き、「比較的リーズナブル」だという1万3000円のランチを注文。いまだに世間からの評判が芳しいものとはいえない渡部に対し、東野が「今から1万3000円のランチを食べるって、カッコいいです。気持ちいいです」と冷やかすと、渡部は「ここはもうワンコインのランチをした、とて(好感度は戻らない)でしょ」と吹っ切れた様子だった。
また、渡部が謹慎中はなかなか外食をすることができなかったと振り返ると、東野は「久しぶりに、懐かしの食レポとか、もうテレビですることもないと思うんで」とイジりたい放題で食レポを要請。すぐに渡部は鯛の刺身を口に運び、深く頷きながら「ほんとにね、白身魚って、食感を取るか、旨みを取るかなんですよ」と、釣りたての鯛と、昆布締めで数日寝かせた鯛の違いをドヤ顔で力説。その間、カメラを持った東野はケラケラと爆笑しっぱなし。
味の感想を言い終えた渡部は「あー、なんか懐かしい」「2年ぶりにやりました」としみじみコメント。カウンター越しに聞いていた店主も久しぶりの渡部の的確な食レポに感動していた。
「続いて、太刀魚の炙りが握りで提供されると、東野が『キタキタキター!』ともてはやす中、渡部は真剣な表情で『太刀魚って脂が特徴的な魚だと思うんですけど、シャリの中にあふれんばかりに太刀魚の脂が溶け込んでくるんですよ。だからネタのようであり、ソースの役割もしてるというか』と淡々と食レポを遂行。繊細な食材の旨みをしっかりと言葉で表現する渡部には、『こんなに笑えるもんだったんですね』と爆笑する東野のほか、コメント欄にも『あんなに真面目にやってた食レポが芸になってるのがまた最高』『食レポの間ずっと笑われるっていう新しいスタイル笑』『渡部の食レポでこんなに笑ったの初めてかもしれん笑』などと面白がる反応が並びました。世間からの好感度が奈落の底に落ちてしまった渡部が、高級寿司を食べながら、ドヤ顔で食レポをする姿が『吹っ切れていて面白い』と感じる人が多かったようです」(テレビ誌ライター)
YouTubeだからこそ、そして、後輩イジりが巧みな東野のチャンネルだったからこそ実現できた企画だったと言えそうだ。
(木村慎吾)