自民党・今井絵理子参院議員が10月3日に自身のツイッターアカウントを更新。SPEEDの一員として同2日にステージに立ったことへの批判について弁明した。
今井議員は2日、沖縄コンベンションセンター展示棟にて行われた「沖縄アクターズスクール」のコンサートに参加。主に1995年から2000年まで活動したSPEEDのメンバー、島袋寛子、上原多香子とともにデビュー曲「Body&Soul」などを熱唱すると、これが貴重な「SPEED再集結ライブ」として大きな反響を呼んでいた。
往年のファンからは熱い支持があった一方で、翌3日には臨時国会が始まるとあって、「議員としての仕事をしてください」「この人、本当に自分の好きなことをやってるだけにしか見えない」「今井絵理子は国会議員やめて歌ってろや!」などと厳しい指摘も。すると、今井議員は、一般ユーザーによる「SPEED再結成って議員辞めてからやんなよ…。練習もあるだろうし、議員って片手間でできる仕事じゃないでしょ」とのツイートを引用し、「練習時間は実質10分のみ! 昼休みを削りましたとさ」と説明。また、SPEEDの6年4カ月ぶりの再集結への応援ツイートには「ありがとう。少しでも笑顔になってくれたら嬉しいです!」と返信した。
「国会議員になった以上、24時間365日、“お国のために働け”というのは暴論に近く、今井議員以外にも、メディアへの出演が多い議員はいます。しかし、連日にわたって旧統一教会との密接な関係を報じられている自民党の現状を踏まえると、『歌って踊ってる場合か』『“練習時間は10分!”と、私できるアピールするなら、国会議員としてのできるアピールは何があるの?』といった声が上がるのも仕方がないように思います。加えて、元神戸市議・橋本健氏との新幹線“手つなぎ”不貞や、16年の初当選時、米軍基地に関する質問に『現状はあまりわからない』『これから向き合いたい』などと“勉強不足”感を露呈した過去も相まって、世間にはモヤモヤ感が残ることとなりました」(週刊誌記者)
今夏の参院選でも、苦戦の末再選した際の「これからは“政治家・今井絵理子”としてスタートいたします」とのコメントに対し、「6年経ってやっと政治家なの?」「今までの6年間は何だったのか」といったツッコミを浴びていた。
そうした経緯もあってか、今井議員には、プライベートでの行動について厳しい声が集まってしまうのかもしれない。
(木村慎吾)