フィギュアスケートのオフシーズンである8月も、羽生結弦の人気は健在だ。といっても、羽生はこの夏、ケガの影響ですべてのアイスショーの出演をキャンセルしている。どんな形で“大活躍しているのかというと‥‥。
「それが、花火大会なんです。羽生人気にあやかろうということもあるのでしょうが、茨城と群馬の花火大会で、羽生結弦の演技でおなじみの曲に乗せて花火が打ち上げられたんです」(スポーツライター)
確かに、近年の花火大会はコンピューター制御で音楽に合わせて打ち上げるスタイルが定着している。
「『常総きぬ川花火大会』では、羽生が14年に演じた『オペラ座の怪人』に合わせて花火を打ち上げ、大好評でした。『前橋花火大会』のグランドフィナーレでは15~16年のシーズンに世界歴代最高得点を獲得した時の曲『SEIMEI』に合わせた打ち上げで、こちらも大変盛り上がりました。ただ曲を使っただけではなく、フィギュアスケート用にアレンジ、編集したバージョンを使っているというこだわりなので、まさにフィギュアスケートと花火のコラボレーションと言えるでしょう」(前出・スポーツライター)
「SEIMEI」の花火大会での使用は今回が初めてではなく、4月に沖縄の宜野湾で開催された「琉球海炎祭」でコシノジュンコデザインの花火を盛り上げる演出として、すでに採用されている。
“氷上の王者”の存在感が、暑い夏にひと時の清涼感を届けてくれているようだ。
(芝公子)